「ゲキ×シネ 新感線・RX『五右衛門ロック』」のストーリー

時は豊臣秀吉の世。稀代の大泥棒・石川五右衛門(古田新太)は、役人・岩倉左門字(江口洋介)らに捕らえられ、釜茹での刑に処される。しかし、その葬儀を仕切る謎の美女、真砂のお竜(松雪泰子)の手引きにより、五右衛門は生き延びていた。南蛮人の武器商人ペドロ・モッカ(川平慈英)に乗せられた五右衛門一味は、南の果てのタタラ島に眠る神秘の石“月生石”を求めて船出する。しかし、彼らを追う左門字もろとも猛烈な暴風雨が襲い、五右衛門たちは海に投げ出されてしまった。なんとか南の島に流れ着いた彼らだが、タタラ島国王クガイ(北大路欣也)の手下に捕まり、絶体絶命のピンチに陥る。そこへクガイを憎むバラバ国のカルマ王子(森山未來)、ボノー将軍(橋本じゅん)、その妻・シュザク(濱田マリ)が攻め込んでくる。クガイを守ろうとガモー将軍(粟根まこと)が迎え撃つ。一方、五右衛門はクガイの手に落ち地獄穴へ。暗闇の中で出会ったのは女だてらの穴堀隊長・インガ(高田聖子)。その女の顔を見て、五右衛門は驚愕する……。“月生石”の持つ力とは? クガイとは一体何者なのか? 果たして五右衛門の運命やいかに……!