「脇役物語」のストーリー

万年脇役役者の松崎ヒロシ(益岡徹)は、親切な性格が裏目に出て他の役者や店員、時には誘拐犯など、どこに行っても絶えず人違いをされてしまう。しかも家では、著名な劇作家の父・健太(津川雅彦)から半人前扱いの日々。そんなある日、女優の卵・アヤ(永作博美)と出会ったヒロシは、唯一自分を人違いしない彼女に魅かれ恋に落ちる。アヤに接近しようと四苦八苦するヒロシであったが、まもなく念願の映画主演を実現。職場でも私生活でも脇役生活を送っていたヒロシは、初めて人生の主役は自分自身だと気付くが……。