「拾万ドル玉手箱」のストーリー

ハッチ親爺は村一番の怠け者であった。大勢の子供をかかえて、お神さんは一生懸命働き、長女のアイリーンは薬屋の女店員になって家計を助けた。しかし、ハッチは薬屋に立寄って娘からお小遣いをねだり取るという調子だった。ハッチの好きなのは釣であった。その日も、お神さんがガニソンさんの畑で働いてくれと頼むのを聞流して、河つ端の好きな釣場で糸を垂れた。そして、悪口を言って通る子供に石を投げつけたハッチは石を起こした所から千ドル紙幣が百枚入っている鉄箱を見つけ出した。ハッチは人が通らないのを見すまして、別の場所に鉄箱を隠した。そして釣はそこのけでどうしたら怪しまれずに千ドルの札ビラを切ることができるかを考えた。で結局ハッチが考えついたのは働いて千ドルを稼ぎ出すよりほかないということだ。そこでガニソンさんの畑を借りて野良仕事を彼は始めた。ところがジョリィさんがその土地を望ので彼は千ドルの権利金を取って借地権を譲った。ハッチはそれを銀行にいってくずしてもらうと、千ドル紙幣はすべて番号を調べられるということを知った。銀行強盗団がバファロウ銀行から強奪した紙幣を調べるのである。ハッチは外国へ行って例の金を使うことを決心して、堀りに行くと箱は空だった。彼は気絶してしまった。その後彼が河端へ行くと強盗団が待ち伏せていて彼を捕らえた。ハッチに千ドル紙幣を行使させようというのである。最初に行ったのが、アイリーンが勤めている薬屋だったので、彼女は警察に急報した。そしてハッチは強盗団を捕縛させる手伝いを知らない間に演じて、一躍村の英雄となった。そして銀行から謝礼五千ドルを頂戴に及んだ。で、ハッチは悠々と釣りに出掛ける身分になれたのである。