「陰陽師II」のストーリー

平安時代。日隠れ(日食)があって以来、都では鬼が貴人たちを殺しては体の一部を喰らうと言う怪奇な事件が起こっていた。右大臣・藤原安麻呂に鬼退治を依頼された安倍清明は、源博雅と共に事件の裏に下々の間でどんな病気も治すことから神と崇められている幻角の存在があることを突き止める。大和の国に滅ぼされた出雲の国の長・幻角。彼は、息子・須佐を鬼と操り、出雲の神・スサノオノミコトを復活させ朝廷に復讐をするつもりなのだ。そして、その為の最後の生贄が須佐の姉で、今は安麻呂の娘となっている日美子だった。姉を喰らうことに苦しむ須佐。そんな弟を見て自ら身体を差し出す日美子。果たして、須佐はスサノオへと化身し都を襲った。最早、スサノオの力を封じるには、天岩戸からアマテラスを誘い出すしかない。命を賭して神の領域へ向かった清明と博雅。見事な女舞を披露してアマテラスを甦らせたふたりは、スサノオを封じ、幻角の計画を阻止することに成功する。