「蒼白者 A Pale Woman」のストーリー

ヒロイン・キムが日本に戻ってきた。最愛の男・シュウを汚れた世界から救い出すために。キムとシュウは幼いころ、一緒に育った。キムの母・フミは前夫の死後、のし上がるために単身大阪へ渡った。夜の仕事で知り合った食肉卸問屋を経営する闇社会の老人・平山の後妻の座を射止め、その平山が倒れて植物状態となった後、フミは社長として家業はもちろんのこと、ワケありのヤバい仕事にも辣腕をふるっていた。その平山家に貰われてきたシュウ。シュウは将来有望なピアニストとして将来を嘱望された子供だった。そんな彼に少女時代から熱烈な恋心を抱いていたキム。しかしある事件が起こり、キムは韓国に送られ、シュウは聴力を失って将来を断たれ、平山家でヤバい仕事を手伝うようになる。シュウと再会したキムは自分の揺るがない気持ちを確信する。そしてキムは、平山家に戻り、シュウを救い出すための危険な計画を実行し始める。しかしその行く手には、大きな試練が待っていた…。