「チョコレート・ウォー」のストーリー

トリニティ・カソリック学院の新入生ジェリー(イラン・ミッチェル・スミス)はフットボール・チームでレギュラーを目指していた。この学校には“ヴィジルス”という秘密組織があり、4年生のアーチー(ウォーリー・ウォード)がリーダーとして、脅迫と暴力で生徒をコントロールしていた。一方副学院長のブラザー・リオン(ジョン・グローヴァー)は、学院長の留学の間に自分の地位を築くため、学院の財政上の資金不足を解消しようと、ヴィジルズを利用してバザーのチョコレート2万箱を売ることを呼びかける。それを心良く思わないアーチーは、ジェリーにそれを拒否するように脅し、彼は学園の中でたったひとり、チョコレートを売ることを拒否するのだった。学園の中で次第に孤立してゆくジェリーは、ある日リサ(ジェニー・ライト)という少女と出会ったことで自分を見つめ直そうと、ヴィジルズの脅迫の期間が過ぎても、チョコレート売りを拒否し続けるのだった。このことでヴィジルズの威信が薄れることを恐れたアーチーは、一転チョコレート売りに加担し、2万箱売り尽くすのだった。その夜のパーティで、アーチーは全校生徒が見守る中、ジェリーと不良生徒のエミール(ブレント・フレーザー)を対決させようとするが、逆に彼自身がリングに上がることになる。そしてジェリーに叩きのめされたアーチーはヴィジルズのリーダーの座を追われることになるが、ジェリーの戦いはまだまだ続くのだった。

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