「暗より光明へ」のストーリー

ルース(ポーリン・フレデリック)は酒飲みで疑い深い夫ミンチン(ジャック・W・ジョンソン)から虐待され、身に覚えのない同居人パオロとの仲を疑われて、屈辱に耐えきれず家出する。そのあとでパオロはミンチンと争って彼を殺したが、ルースがその疑いを受けて、捕らえられる。しかし判決の際に、情ある陪審官の計らいで放免はされたものの、世間の人々は彼女が夫を殺したものと信じていた。ルースは身の潔白を明かそうと苦心し、リチャード・スティール(ウィンダム・スタンディング)という青年に救われて恋仲となる。リチャードが一浮浪人の言葉で犯人と誤られて投獄された際、ルースはパオロのことを思い出し、彼に哀願して遂にミンチン殺人の告白させる。かくしてリチャードを助け出し、2人は結ばれるのだった。