「春なき二万年」のストーリー

トム・コナーズは政治に関係しているギャングスターであるが、悪事を重ねて遂にシンシン刑務所に懲役に服する身となった。懲役にはなっても彼の背景の努力によって、刑務所では遊んで居られるつもりだった。彼の腹黒の乾分ジョー・フィンはトムと同行して典獄ロングに贈賄したが、ジョーは放り出されて了って初めて典獄は政治界から独立していることを知ったに過ぎない。そこでトムは他の囚人同様の取扱いをうけ労役を課せられる。最初彼は反抗したが結局損だと悟って正直に振舞い、やがて模範囚となった。一方ジョーはトムを救うという口実でトムの情婦フェイに言寄った。フェイはジョーがトムを出し得ると考えて、ジョーに肘鉄は食わせずに居たが、このことを聞いたトムはフェイに心配無用だからジョーに近づくなと言った。しかしジョーは出す手筈が決まったと称してフェイを郊外に自動車で連れ出して暴行を加えてやろうとした。フェイは毒手を逃れて疾走中の自動車を跳びおりた。典獄はフェイが致命傷を負ったと聞いて、トムにその晩帰ることを条件にフェイを見舞いに行くことを許した。トムはフェイの怪我の原因を聞くやジョーを殺すといきまいたがフェイになだめられた。トムがいるとは知らずジョーは金を持って来てこのことはトムに内緒にして呉と頼んだ。トムは怒って飛び出して格闘を始めたが、旗色が悪いのを見たフェイは拳銃でジョーを射殺した。トムは窓から逃れた。しかし彼は新聞によって典獄ロングが非難され辞職の余儀なきに至るであろうことを知って自首した。トムはフェイを救けるためにジョーを殺したと述べた。フェイは事実を告白したがトムは死刑を宣告される。最後の面会で彼女は結婚を申出たがトムは彼女のためを思って承知しなかった。そしてトム・コナーズは電気椅子に座った。

今日は映画何の日?

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