「コードネーム:プリンス」のストーリー

裏社会に一大勢力を築く組織のボス、オマール(ブルース・ウィリス)は、10数年前、車に仕掛けられた爆弾によって妻子を失っていた。その犯人は“PRINCE”と呼ばれる殺し屋。この事件以来、“PRINCE”は消息を断っていたが、オマールはその行方をずっと追い続けてきた。一方、かつて“PRINCE”のコードネームで裏社会にその名を馳せた殺し屋ポール(ジェイソン・パトリック)は、オマールを狙った爆弾で誤ってその妻子の命を奪ってしまった事件をきっかけに引退。今は自動車整備工場を経営しながら、ひっそりと暮らしていた。かつての殺伐とした世界からはかけ離れた平穏な暮らし。そんなある日、突然ポールの娘が行方不明になる。何らかの事件に巻き込まれたのか?必死に娘を捜索するポールの脳裏に、自分が葬ってきた標的たちの姿がよぎる。“これは俺に対する復讐なのか?”愛する娘を救うため、ポールが再び銃を手にした時、男たちの運命が再び交錯する……。