「狂い華」のストーリー

【呪いうつり】倉田真梨(堀田真由)は、母を亡くして1年が過ぎてもまだ寂しさを埋めきれずにいた。そんな折、真梨の父は結婚を心に決めた麻美(小松彩夏)を自宅に迎え入れようとする。真梨は父の気持ちを尊重するが、麻美が自宅に訪れると不思議な現象が起こり始める。母の想いが霊現象として現れ出したのではないかと思い始めた真梨は、徐々に麻美を受け入れられなくなっていく……。【ワルツ】モキュメンタリー映画の撮影で、山奥の廃屋にやってきた一行。監督の狙いで、脚本は誰にも渡されておらず「先ず最初に悲劇が起こる」という監督の言葉以外何も分からない。一方、メイキング担当の藤井陽子(松本穂香)は常にカメラを回し、監督や役者の動向、インタビューを重ねていた。だが気がつくとカメラマンがいなくなり、皆はそれが監督の言う悲劇と考えていたが、事情を知る監督は予定外のことが起きていることに焦り出す。そんななか、さらなる悲劇が発生する……。【優しい日常】ある日、藤崎亜実(小野花梨)は学校で腕を骨折してしまう。担任教師・津田(阿部進之介)は藤崎家を訪れるが、亜美の母・可南子(安藤玉恵)や弟・翔(須田瑛斗)との会話、家が醸す雰囲気から家族の秘密に気付き始める。次第に可南子の持つ危うい魅力に津田は心を奪われていくが……。