「幽霊紐育を歩く」のストーリー

軽重量ボクシング選手のジョウ・ベンドルトンは自家用飛行機を操縦中、あやまって不時着したのが、「天国行急行」の飛行場であった。ここから人々はどんどんと天国ヘ送りこまれるのであったが、飛行場主任のジョオダン氏は新米の運送掛7013号が間違えてジョウを50年も早く天国へ送り込もうとしていることを発見して、とにかくジョウを地上へ帰すことにする。ところが一方地上においてはジョウのマネージャーが手廻し早くジョウの肉体を火葬にしてしまった後であったのでジョウとジョウダン氏の2人は、ジョウのかえるべき肉体を探してまわらなければならなかった。ところがちょうど殺害されたばかりの百万長者ブルウス・ファーンスウォースの肉体を見つけてこれに入ってしまう。そのためブルウスの裏切であやうく入獄するところであったベット・ロオガンの父親は救われることになった。ブルウスの妻ジュリアとその情婦トニイとは自分たちの殺したはずのブルウスがまた生きかえっているのを見て驚いたが、ジョウは2人には眼もくれず、ブルウスの犯した悪事の数々を是正した。そしてジョウダン氏がブルウスの肉体から去るように命じた時、ジョウはベットが好きになっていたので容易に承知しなかった。しかし、マードックとギルバートとのボクシング選手争奪戦をラジオで聞いていたジョウとジョウダン氏とは、ボクシング山師のためにマードックが殺されたことを知ると急いでボクシング場へ駆けつけマードックの肉体へはいってギルバートと闘いを続けてついに相手を倒して選手権を獲得した。マードックとなったジョーはマードック黒しに加担していたマネージャーを馘にして自分の前のマネージャーマックスを使うことにし、ブルース・ファーンスウォースの死体の在り場所を警察に通告したりして、すっかりマードックの肉体のうちに安住することになったので、ジョオダン氏も安心して唯一つマードックとなったジョウに不足であったベットとの再会まで取りもってから天国へ帰って行ったのであった。

今日は映画何の日?

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