どうすればよかったか?

どうすればよかったか
上映日
2024年12月7日

製作国
日本

制作年
2024
上映時間
101分

レーティング
一般映画

check解説

統合失調症の症状が姉にあらわれたとき、精神科から姉を遠ざけてしまった医師でもある両親。その態度に疑問を持った弟が、20年にわたって家族にカメラを向けたドキュメンタリー。カメラを通して家族との対話を重ね、社会から隔たれた家の中と姉の姿を記録した。監督は、「アイヌプリ埋葬・二〇一九・トエペッコタン」「とりもどす」などアイヌをテーマにしたドキュメンタリーを手がける藤野知明。2023年山形国際ドキュメンタリー映画祭日本プログラム上映作品。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 文筆家
    和泉萌香
    家族もれっきとした他者である、という事実を頭で理解しつつも、心に定めていることができる人はどのくらいいるだろうか。統合失調症を疑われた娘を医者から遠ざけ、状況は... もっと見る
  • フランス文学者
    谷昌親
    たまの家族旅行などを除くと、カメラは藤野知明監督の実家から出ることはない。それでも私たちがこの映画に単調さを感じないのは、もちろん、家族の一員が統合失調症を患い... もっと見る
  • 映画評論家
    吉田広明
    統合失調症を発症した姉を、両親が自宅にほぼ軟禁状態にする。両親が医学の研究者であったことがかえって事態を複雑にしたということはあるだろうが、この対応がまずかった... もっと見る

「どうすればよかったか?」のストーリー

面倒見がよく、絵がうまくて優秀、両親の影響から医師を志し、医学部に進学した8歳ちがいの姉が、1983年頃、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。映像制作を学んだ藤野は、姉が発症したと思われる日から18年後の2001年から、帰省する度に家族の姿を記録しはじめる。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになり……。

「どうすればよかったか?」の映像

「どうすればよかったか?」の写真

「どうすればよかったか?」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「どうすればよかったか?」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2024
公開年月日 2024年12月7日
上映時間 101分
製作会社 動画工房ぞうしま
配給 東風
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー
公式サイト https://dosureba.com
コピーライト (C)2024 動画工房ぞうしま

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