解説
事故で昏睡状態に陥った恋人の回復を待つため、人工冬眠の実験台になった男が、現代に目覚める姿を描いたファンタジー・ドラマ。監督は「ミスター・ソウルマン」のスティーヴ・マイナー、製作はブルース・デイヴィ、エグゼクティヴ・プロデューサーは「グリーン・カード」のエドワード・S・フェルドマンと、脚本も執筆した「心の旅」のジェフリー・エイブラムス。撮影は「燃えつきるまで」のラッセル・ボイド、音楽は「ミスター・ベースボール」のジェリー・ゴールドスミスが担当。主演は「リーサル・ウェポン3」のメル・ギブソン、「マイ・ガール」のジェイミー・リー・カーティス、「ラジオ・フライヤー」のイライジャ・ウッド、舞台出身で一流のタップ・ダンサーとして知られるイザベル・グラッサー。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
映画の最初、人間を冷凍保存する、というところから、いや、主人公ダニエル(メル・ギブソン)が恋人にプロポーズしないところから、ちょっとおかしいぞ、と思ったが、まあ映画だから良いか、と観進めていった。
そして50年後に、軍の施設の中で彼が冷凍保存されている機械を、子供たちがいたずらしてよみがえってしまう、というところで、ああ、これは子供映画なんだ、と判ってしまった。大体、軍の施設の保管庫に子供たちが簡単に入れるところからおかしいもんね。そこからは、子供たちとその母親(ジェイミー・リー・カーティス)とのやりとりがあって、ラストに最初の頃に出てきたシーンの伏線回収が行われてエンド。
ダニエルが子供に飛行機の操縦を教えるシーンなんか、本当に子供向けの画面だよな、そして子供に本当の飛行機の操縦させる所も子供たちは喜んだでしょう。
メル・ギブソンが冷凍保存機械から裸で出てくるところ、「ターミネーター」のパロディ?
「フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白」のストーリー
1939年、アメリカ空軍のテスト・パイロット、ダニエル(メル・ギブソン)は、ある雨の日、恋人のヘレン(イザベル・グラッサー)にプロポーズしようとするが、うまく言葉にできない。仕事へ戻ろうとしたヘレンは、交通事故に遭い、死の重傷を負い、昏睡状態に陥ってしまう。6ヶ月が過ぎ、ダニエルは親友の科学者ハリー(ジョージ・ウェント)が開発した人間冷凍装置の実験台に志願した。もしヘレンが目覚めたら起こしてくれと言って…。時は流れ1992年、2人の少年ナット(イライジャ・ウッド)とフィーリックス(ロバート・ハイ・ゴーマン)は、偶然紛れ込んだ空軍の倉庫で、埃をかぶったカプセルを発見し、固く凍った男の身体が横たわっているのを見た。それは50数年前と変わらぬダニエルの姿だった。目覚めたダニエルは、ナットの母クレア・クーパー(ジェイミー・リー・カーティス)を暴漢から救い、クーパー家に迎え入れられる。一方、軍とFBIはダニエルを追っていた。やっとハリーの消息を知り、彼の居所を訪ね、暴発事故でハリーが死んでしまったために、自分が置き去りにされたこと、ヘレンが生きていることを知ったダニエルは、急速な勢いで老化する体で、かつて自分が操縦したB-25でヘレンのもとへ飛び立った。岬の灯台に住むヘレンのもとへ降り立ったダニエルは、老人の姿になっていた。ダニエルは、ヘレンにやっと愛を告白することができたのだった。
「フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白」のスペック
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