解説
偽札犯に殺された同僚の仇を討つべく悪戦苦闘するシークレット・サービス捜査官の姿を描く。製作はアーヴィング・H・レヴィン、監督はウィリアム・フリードキン、ジェラルド・ペティーヴィッチの原作(『LA捜査線』ハヤカワ文庫)をペティーヴィッチ自身とフリードキンが共同で脚色、撮影はロビー・ミュラー、音楽はウォン・チュンが担当。出演はウィリアム・ピーターセン、ウィレム・ダフォーなど。ドルビー・ステレオ。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「L.A.大捜査線 狼たちの街」のストーリー
アメリカ合衆国秘密捜査官のチャンス(ウィリアム・ピーターセン)とその相棒ジミー(マイクル・グリーン)はよく息が合うコンビだったが、定年退職を2日後に控えたある冬の日、ジミーは射殺死体で発見された。長年追い続けた偽札犯人エリック(ウィレム・ダフォー)を追いつめた結果の惨劇だった。命がけの仕事の上では最高の相棒、そして私的にも親友であったジミーの死体を前に、チャンスはエリックへの復讐を誓った。新しく相棒になったジョン(ジョン・パンコウ)と行動を再開したチャンスは、手始めに空港で偽札を使用した男を捕まえたところ、名をカール(ジョン・タトゥーロ)といい、偽札の運び屋でアタッシュケースには1000万ドルの現金が詰まっていた。刑務所に収容されたカールを訪ねたエリックはいつ自白するとも知れぬカールの様子に不安を抱き、弁護士のマックス・ワックスマン(クリストファー・アルポート)にカール保釈の相談にいく。同じ頃チャンスは仮釈中の女情報屋から、ワックスマンが偽札をさばいていることを聞きだし、彼を追いはじめた。ワックスマンの事務所を見張り始めて3日目、エリックの愛人のビアンカ(デブラ・フューアー)が事務所を訪ねてきて、ワックスマンを誘惑する。その時、突然、エリックが現われ、金庫から金を奪うとワックスマンを殺して逃げた。事情を察知したチャンスは事務所に飛び込み、偽札の取り引きの暗号が記されているメモを入手した。再び女情報屋から、盗品のダイヤを買うために5万ドルを持ってバイヤーがロスに来ると聞いたチャンスは、エリックに依頼した偽札の前金3万ドルをそれに当てようとバイヤーを襲撃したが、実は彼はFBIの囮捜査員で、追跡してきた謎の取り引き相手に殺されてしまう。相棒のジョンはチャンスの強引なやり方を強く責めるが、エリック逮捕に燃えるチャンスは聞く耳をもたなかった。彼はチャンスのスキに乗じて逃げていたカールを捕え、エリックの工場の場所を聞き出す。その上でチャンスはジョンと共に偽札を受け取るため前金を持ってエリックに会いに出かけた。その時、逮捕しようとしたチャンスらと壮絶な撃ち合いになった。チャンスは射殺され、ジョンはエリックを追って偽札工場へ。そして、エリックを追いつめたジョンは怨みの全てを込めて、エリックに向かって発砲した。
「L.A.大捜査線 狼たちの街」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「L.A.大捜査線 狼たちの街」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1985 |
公開年月日 | 1986年11月8日 |
製作会社 | ニューセンチュリー・プロ=SLM作品 |
配給 | ユナイト映画=UIP |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1986年9月上旬号 | 試写室 L.A.大捜査線 狼たちの街 |
1986年12月上旬号 | 外国映画批評 L.A.大捜査線 狼たちの街 |
1987年1月上旬号 | 外国映画紹介 L.A.大捜査線 狼たちの街 |