殿方ごろし

とのかたごろし
上映日
1963年12月7日

製作国
イタリア

制作年
1955
レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

数年前の「パンと恋と夢」のシリーズ三作目。エットーレ・マリア・マルガドンナ、マルセロ・ジロージ、ディーノ・リージ、ヴィンセンツォ・タラリコの原案から「パンと恋と夢」のエットーレ・マリア・マルガドンナがシナリオを執筆、「ローマの恋」のディーノ・リージが演出、撮影をジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽を「パンと恋と夢」のアレッサンドロ・チコニーニがそれぞれ担当した。出演者は、「求むハズ」のヴィットリオ・デ・シーカ、「エル・シド」のソフィア・ローレン「裸のマヤ」のレア・パドヴァーニ、「青い海岸」のアントニオ・チファリエロ、他にジョーカ・ベレッティ、マリオ・カロテヌート等。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「殿方ごろし」のストーリー

カルテヌート(ヴィットリオ・デ・シーカ)は生れ故郷、ソレントの町の警察署長の椅子が空いたのを幸い、三十年も務めた騎馬警官を辞して自ら赴任して来た。ところが、彼の持家にはグラマーな若い未亡人ソフィア(ソフィア・ローレン)が住んでいて、仕方なくビオランテ(レア・パドヴァーニ)というオールド・ミスの家に下宿した。立ちのきを迫られ、ソフィアはお色気戦術まで使いはじめ、もともとその道のすきなカロテヌート、すっかり彼女に熱を上げてしまった。ビオランテは聖女のような女だがそこはそれカロテヌートの男前にまんざらではない。ソフィアのたっての頼みで、ニコリーノ(アントニオ・チファリエロ)という青年を八百長で警官採用試験に合格させてやったが、彼はソフィアの恋人だった。やきもちやきのニコリーノは、ソフィアとカロテヌートとの仲が良いのを、やたらとソフィアに八つ当りし、二人はすっかり気まずくなっていた。そんなとき、カロテヌートは彼女に結婚を申し込んだ。ソフィアの喪が明ける前夜町で恒例のダンス・パーティーが開かれた。ニコリーノとソフィアはお互いに嫉妬し、わざと愛を否定する行為で意地をはりあった。失望したニコリーノが外国へ出稼ぎに行く決心をし、ソフィアはそのことをカロテヌートに話した。カロテヌートは若い二人のために身を引く決心をし、二人を和解させた。ほろにがい思いで帰った彼の前に月光に浮くビオランテの美しい魅力にあふれた姿が待っていた……。

「殿方ごろし」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「殿方ごろし」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 イタリア
製作年 1955
公開年月日 1963年12月7日
製作会社 チタヌス・プロ
配給 大映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1964年2月上旬号 外国映画紹介 殿方ごろし