解説
アレコス・ガラノスの戯曲を彼自身が脚色、ヴァシリス・ジョルジアディスが監督したギリシャの港町を舞台にした恋愛風俗映画。撮影はニコス・ガルデリス、音楽ヴァン・ウェッターとスタヴロス・サルカコスが担当した。出演はジェニー・カレツィ、アレクサンドラ・ラディコウ、マリー・クロノプルーほか。
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「夜霧のしのび逢い」のストーリー
ペテロ(ディミトリス・パパミカエル)とエレニ(J・カレツィ)は恋人同士。しかしエレニは彼に自分のことを話そうとしなかった。何故なら彼女は、港町の特殊歓楽街で働いていたからだ。エレニの同僚メリーには、店に通ってくる年下の若者が、アンナには、老人だが好人物の船長が求婚していた。その頃、公娼制度が法律で禁止されるという噂が流れ、その年のクリスマスはエレニにとって最高に幸せな時だった。彼女は恋人といつまでも踊りつづけた。一方、複雑な過去を持つ掃除女カテリーナのもとに、昔の恋人が帰ってきたのもその頃だった。公娼禁止の法律が成立した。同時に、皮肉にもそれぞれの女たちのうえに、次々と不幸がやってきた。アンナは船長遭難の知らせを受け、エレニの恋人は去っていった。何故なら、彼女に横恋慕していた男の口から、彼女の商売が知れてしまったからだ。そして、メリーさえも、若者の叔父の反対で結婚できなくなった。あらゆる哀しみと感傷をたち切り、過去を清算しようと決心したエレニの前に、恋人ペテロが再び現われた二人で新しく出直そうと……。そして急に淋しくなった歓楽街を、カテリーナが恋人とゆっくりと歩いている。二人はもう老人だが、山小屋での静かな生活が待っているのだ。
「夜霧のしのび逢い」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「夜霧のしのび逢い」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | ギリシャ |
製作年 | 1963 |
公開年月日 | 1965年11月16日 |
製作会社 | TH・A・ダマスキノス=V・G・ミカエリデス |
配給 | 日本ヘラルド映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | モノクロ/ビスタ |
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