解説
一九五三年、イタリアにおける“ピカソ展”開催記念として、不世出の画家パブロ・ピカソ〈一八八一年、スペインのマラガ生〉の代表的な傑作集を、アトリエにおける制作ぶりと共にフェラニアカラー色彩キャメラに収めた作品。監督は、美術映画「レオナルド・ダ・ヴィンチ」で五二年ヴェニス国際映画祭、短篇グラン・プリを受賞した「高校三年」のルチアーノ・エンメル。撮影はジュリオ・ジャンニーニ、音楽は「女と奇蹟」のロマン・ヴラド。解説執筆のレナート・グットゥーゾは現代イタリアの中堅画家、同じくアントネッロ・トロンバドーリは美術評論家として著名である。映画は、制作する七十三歳の老匠の姿に始まり、続いて十四歳の時のロートレックばりのデッサンや習作、乞食やサーカス芸人を好んで描いた“青”と“桃色”の時代、一九〇九年から十四年に至る立体派時代を経て、新古典派、抽象派、近年の“戦争と平和”をテーマとする絵画、及び陶器に至るピカソ発展の跡を辿り、始めと同様、制作にいそしむピカソの姿で終る。製作は「戦争と女」の脚本家セルジオ・アミディ。
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「ピカソこの天才を見よ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ピカソこの天才を見よ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 戦争 |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1954 |
公開年月日 | 1956年11月28日 |
上映時間 | 50分 |
製作会社 | リッツォリ・フィルム |
配給 | イタリフィルム=新外映 |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | モノラル |
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