解説
ミーノ・ローリとジュリアーノ・モンタンドの脚本を、ジュリアーノ・モンタルドが監督したアクションもの。撮影をエリコ・メンツェル、音楽は名手エンニオ・モリコーネが担当している。出演は「ローズマリーの赤ちゃん」のジョン・カサヴェテス、「ダブルマン」のブリット・エクランド、他にピーター・フォーク、サルヴォ・ランドーネ、ガブリエレ・フェルゼッティなど。テクニカラー、テクニスコープ。
ユーザーレビュー
「明日よさらば」のストーリー
アメリカのサン・クィンティン刑務所からマッケイン(J・カサヴェテス)が釈放された。彼は情婦ローズマリーと組んで数々の強盗を働き、伝説的なギャングになっていた。迎えに来てくれたのは息子のジャックだった。アパートについたマッケインは保釈金は、ラスベガスのカジノ・ロイヤルを襲撃し百万ドルを手に入れる計画だと聞かされた。この計画にはアダモいう影の計画者がいたが、マッケインに、そのことは知らされていなかった。その夜、マッケインはバーでアイリーン(B・エクランド)と知り合い一夜を共にした。二人は互に愛し合うようになった。翌日マッケインはラスベガスに事前調査に出かけたが、この仕事の背後に黒幕がいるのを感じた。その頃ジャックは、カジノが組織のもので手を出した者は容赦なく殺すといわれたアダモに、カジノ襲撃から手をひくよう命令された。が、ジャックにはマッケインの居所がわからなかった。調査の末ジャックがあやつられていることを知ったマッケインは、その夜ジャックをよびだした。ジャックには二人の男がついていた。マッケインはその二人を機関銃で殺したが、ジャックも殺されてしまった。激怒したマッケインはカジノ襲撃をすることにより、組織への復讐を考えた。マッケインは周到な計画をたて、まんまと二百万ドルの金を奪った。それによって、アダモは殺された。が、全米の組織にマッケインとアイリーンの手配写真がばらまかれた。マッケインはローズマリーをたより、メキシコ逃亡を考えた。だが、出発目前にし、マッケインは銃弾にたおれていった。
「明日よさらば」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「明日よさらば」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1969 |
公開年月日 | 1969年6月28日 |
製作会社 | エウロアトランティカ・プロ |
配給 | 東和 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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