解説
18世紀フランスの貴族社会を舞台に、若き未亡人とプレイボーイの子爵、未亡人が復讐を企てる男の婚約者などの人物が入り乱れた、スキャンダラスな恋の駆け引きを描く、ラクロの『危険な関係』の映画化。監督は「アマデウス」のミロシュ・フォアマン、製作はポール・ラッサムとマイケル・ハウスマン、脚本は「存在の耐えられない軽さ」のジャン・クロード・カリエール、撮影は「F/X 引き裂かれたトリック」のミロスラフ・オンドリツェクが担当。
ユーザーレビュー
「恋の掟」のストーリー
若く美しい未亡人メルトゥイユ侯爵夫人(アネット・ベニング)はいとこのヴォランジュ夫人(シアン・フィリップス)から、結婚を控えた娘のセシル(フェルザ・バルク)の教育係を頼まれる。だがセシルの婚約者が自分を捨てた元愛人のジェルクール伯爵(ジェフリー・ジョーンズ)だと知ったメルトゥイユは、一計を案じ、ロズモンド夫人(ファビア・ドレイク)の城へと向かった。ロズモンド夫人の甥、ヴァルモン子爵(コリン・ファース)は稀代のプレイボーイとして知られており、メイトゥイユの目的は彼にセシルの処女を奪わせることであった。だがヴァルモンは若き人妻トゥーヴェル夫人(メグ・ティリー)に夢中になっており、メルトゥイユは、ヴァルモンがもしトゥーヴェル夫人をものにしたら自分の体を許そう、と賭けをする。パリに戻った彼女は、セシルが音楽教師のダンスニー(ヘンリー・トーマス)と深く愛し合っていることを知り彼らの恋路の橋渡し役を買って出る。だが2人はあくまでもプラトニック・ラヴに終始し、業を煮やしたメルトゥイユはやはりヴァルモンの力を借りねばならないと考え、セシルを連れて再びロズモンド夫人の城へ戻った。トゥーヴェル夫人の貞淑さに打たれ、夫人への想いをセシルが書くダンスニーへの恋文の言葉に重ねるヴァルモン。いつしか彼の手はセシルの体を愛撫し始めていた。事の一部始終を知ったメルトゥイユは満足するが、ヴァルモンとの賭けには応えず逆に彼のプライドを屈辱的に傷つける。彼女はダンスニーに近づいた。メルトゥイユ夫人にけしかれられたダンスニーはヴァルモンに決闘を申し込む。自暴自棄になっていたヴァルモンは泥酔したまま決闘の場にのぞみ、命を落とす。だが彼の子種が、セシルの中に残されているのだった。
「恋の掟」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「恋の掟」のスペック
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