解説
両親の離婚で生じる家庭内部の問題を扱う。製作はポール・ユンガー・ウィットとトニー・卜ーマス、監督は「歌え! ロレッタ 愛のために」のマイケル・アプテッド、エグゼクティヴ・プロデューサーはスタンリー・R・ジャッフェとシェリー・ランシング。撮影はラルフ・ボード、音楽はマイケル・スモールが担当。出演はテリー・ガー、ピーター・ウェラー、クリストファー・コレットなど。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「家族の絆」のストーリー
15歳のジェイク(クリストファー・コレツト)は、母親のウェンディ(テリー・ガー)と10歳になる弟ブライアン(コリー・ハイム)と3人暮らし。学校ではホッケー部でがんばっている。離婚して家を出た父親が近く再婚することを、父親との食事の席で、ジェイクは聞いた。ブライアンと共におめでとうを言いながらも内心はショックを受ける2人。ある朝、台所にいる2人の前に、見知らぬ男が現われ、サム(ピーター・ウェラー)と名のり、ウェンディを探した。その夜、再びサムがやって来て、警備会社で働いていると身の上を話し、ウェンディを連れ出して行った。翌日、ジェイクの欲しがっていたバイクをサムが持ってきて彼を待っていた。しかし、ジェイクはどうしてもサムが好きになれない。やがてサムがしばらく家に住みつくことになった。ますます、サムのずうずうしさに憤りを感じるジェイク。そんな家での不満が学校の成績にまで影響を及ぼしてしまう。数日経って、サムの友達とか称する奇妙な男がやってきたり、サムの鞄の中からコカインが出てきたりで、我慢ならなくなったジェイクとブライアンは、ウェンディにサムを追い出すように頼むが、彼女は断固として拒んだ。学校で担任から落第点をもらい、落ちこんだジェイクは、バイクを飛ばし、ウェンディの部屋にあったコカインを盗み出し、空地に隠した。夕食時に、不審な男たちがやって来た。サムはコカインを探し回り、夜中、ジェイクの部屋に来て彼を脅した。身をかわして家の外に出た彼をサムが追う。遂につかまったジェイクは、しかし隠し場所を言わなかった。2人が帰るとウェンディがサムに出て行くようにと叫んだ。その彼女を殴り、今やサムは野獣と化していた。しかし、ジェイクは負けていなかった。相手の股間を蹴り猛然とパンチを喰らわせた。「出て行け」というジェイクの一言で、やっとサムは立ち去った。泣きじゃくる母親に、ジェイクは笑みを送るのだった。
「家族の絆」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「家族の絆」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1984 |
公開年月日 | 1985年2月16日 |
製作会社 | ジャッフェ/ランシング・プロ作品 |
配給 | パラマウント映画=CIC |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1985年4月上旬号 | 外国映画批評 家族の絆 |
1985年5月上旬号 | 外国映画紹介 家族の絆 |
1985年2月下旬決算特別号 | グラビア 家族の絆 |