北陸代理戦争
ほくりくだいりせんそう The Shadow War of The Yakuza- 上映日
- 1977年2月26日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 1977
- 上映時間
- 98分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
実録やくざ路線で初めて、雪と寒風の吹く北陸を舞台に、中央のやくざの進略に対して、地のやくざの対抗を描く。脚本は「やくざ戦争 日本の首領」の高田宏治、監督は「やくざの墓場 くちなしの花」の深作欣二、撮影も同作の中島徹がそれぞれ担当。
「北陸代理戦争」のストーリー
北陸富安組組長・安本は、若頭・川田に手をやいていた。川田は、安本が競艇場の権利をゆずるという約束を守らないため、安本をリンチ。二人の仲は決定的なものになる。安本は、川田相手では勝目がないと考え、弟分・万谷に相談。万谷は、仲介役として大阪浅田組の斬り込み遂長・金井組金井八郎に相談。金井はかねてより、北陸を支配下に入れようとねらっていたので、安本対川田の仲介役という名目で北陸にのり出すことにする。ある日、川田は万谷の闇打ちに合う。重傷を負った川田は、きくの実家で傷のてあてをする。今は金井組の支配下となってしまった北陸を川田は、ひそかにとりもどそうと決心する。川田は傷がなおってから、まず万谷に復讐をし、刑務所に入る。出所後、川田は、大阪・浅田組に援助を依頼する。金井は、その行動があまりにもすごく、浅田組は金井に手を焼いていた。そこで、川田に援助することを約束する。川田は、浅田組の援助のおかげで、金井組の連中を北陸から追い出すことに成功。しかし、こんどは浅田組系の岡野組が幅をきかすようになる。川田はそこで、今は落目の万谷と安本に、地元を北陸のやくざの手にもどすことを提案。そして、川田は兄貴分でもある岡野組に挑戦状を叩きつける結果になる。かくして、生きる為にはなりふりかまわぬ北陸人特有のしぶとさの前に、大阪やくざは撤退を余儀なくされるのだった。
「北陸代理戦争」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「北陸代理戦争」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1977 |
公開年月日 | 1977年2月26日 |
上映時間 | 98分 |
製作会社 | 東映京都 |
配給 | 東映 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | モノラル |
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