解説
宇和島伊達400年を記念し製作された青春ドラマ。小説家デビューするも2作目が書けない雀は地元・宇和島に戻り、自転車で図書を運ぶ図書館の自転車課で働き始める。そんな中、伊達400年祭で使用する刺繍の資料となる本を巡り街は騒然となる。監督・脚本は、「ポプラの秋」の大森研一。出演は、「ドクムシ」の武田梨奈、「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」の小林豊、「山本慈昭 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」の内藤剛志、「恋」の岡田奈々、「蠢動-しゅんどう-」の目黒祐樹、「家族はつらいよ」の吉行和子。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「海すずめ」のストーリー
小説家としてデビューしたが、2作目の小説が書けない赤松雀(武田梨奈)は、地元である愛媛県宇和島市に戻り、自転車で図書を運ぶ図書館の自転車課で働き始める。同僚は、元ロードレーサーの岡崎(小林豊)とアルバイトで嫌味な上司の娘・はな。ある日、本の常連客であるトメ(吉行和子)が、もともと現在の市立図書館の前には、空襲で全焼した私立伊達図書館があったという史実と、トメ自身も戦前はそこで働いていたことを雀に語る。そんなある日、伊達400年祭の武者行列で使用する着物の刺繍模様を復元するための資料“御家伝来の本”探しで街は大騒ぎになる。一方、図書館では自転車課の廃止案が浮上する。雀は資料となる本探しと、自転車課廃止を阻止するため走り出す……。
「海すずめ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「海すずめ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年7月2日 |
上映時間 | 108分 |
製作会社 | 「海すずめ」製作委員会(ウサギマル キングレコード アークエンタテインメント) |
配給 | アークエンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://umisuzume.com/ |
コピーライト | (C)2016「海すずめ」製作委員会 |
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