解説
シリーズ三作目の今回は一般映画として公開され、お馴染、桃尻娘たちが北海道を舞台に大活躍。橋本治の原作の映画化で、脚本は「白く濡れた夏」の金子成人、監督は「ズームアップ 暴行現場」の小原宏裕、撮影は「修道女 黒衣の中のうずき」の前田米造がそれぞれ担当。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「桃尻娘 プロポーズ大作戦」のストーリー
レナは早大受験に失敗し、クサリ気味で卒業式を迎えた。一方、裕子は、北海道のアングラ劇団のリーダー坂田に魅せられ、彼を追って女優修業に行くという。オカマの源ちゃんは青学に受かり、おホモだちの先輩とアツアツ。仲間の涼子も恋人、山科とベッタリ。ひとり残され、ふてくされ気味のレナは源一を誘って、裕子のいる北海道に行く。車中、二人は北大志望のガリ勉タイプの秀敏と知り合った。何とか坂田の劇団に辿り着いた二人は、そこで、必死に稽古する裕子を見つけた。レナと源一は、劇団員の一人、明子の家に泊ることになったが、そこは、あの秀敏の家でもあった。明子と秀敏は異父姉弟で、母の貞子は、酒場に勤めながら二人を育て、寂しさから客の男と寝ることもあった。翌日、レナと裕子は、義父に犯され、自殺しようとしていたトク子を助け、劇団に連れて帰る。その頃、明子は貞子の愛人、原田に肉体を開いていた。明子は貞子への反抗心と、秀敏の学資稼ぎのために体を張っていたのだ。そして、その事情を知ってふさぎこむ秀敏を、レナは優しくなぐさめる。レナが東京へ去る日、秀敏が追いかけて来た。彼の手を胸に入れ、戻るように説得するレナ。秀敏の暗い表情が喜びに包まれ、次第に明るく輝く。東京では、坂田に結婚を迫まられ、失望した裕子が待っていた。その坂田は、今度はトク子に迫っている。裕子は北海道のことなどケロリと忘れ、デザイン学校で知り合ったボーイフレンドとアツアツ。レナは秀敏に慕われた甘い思い出に酔いしれていた。
「桃尻娘 プロポーズ大作戦」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「桃尻娘 プロポーズ大作戦」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | エロス |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1980 |
公開年月日 | 1980年4月26日 |
上映時間 | 88分 |
製作会社 | にっかつ |
配給 | にっかつ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1980年5月上旬号 |
グラビア 桃尻娘 プロポーズ大作戦 日本映画紹介 桃尻娘 プロポーズ大作戦 |
1980年6月上旬号 | 日本映画批評 桃尻娘 プロポーズ大作戦 |