解説
「台所太平記」の八住利雄のオリジナル・シナリオを、同じく「台所太平記」の豊田四郎が監督した文芸もの。撮影もコンビの岡崎宏三。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「新・夫婦善哉」のストーリー
法善寺横町にある小料理屋「卯の花」を、女将おきんからまかされている蝶子は、柳吉と同棲している。だが、柳吉の女好きのためしょっちゅういざこざがたえない。柳吉は維康商店の一人息子だが、道楽がたたつて勘当の身の上だ。維康では妹筆子が養子京一と店をやっている。柳吉の一人娘みつ子の縁談がすすめられていた。そんな時に、柳吉は仕事を探しに大阪へ来たというお文にひっかかった。養蜂業を念頭としている柳吉は、蝶子の貯金に未練が残ったが、誘われるままお文と東京へ出てしまった。柳吉とお文が東京へ落ちついた下宿に、お文の兄伸一がよく訪ねてくるが、実はお文のヒモであることをうすうす感じる柳吉だったが、お文とは別れられなかった。定職のない柳吉は、筆子と蝶子にたびたび無心の手紙をだしたが、金はこなくて蝶子がやって来た。みつ子の結婚式の日取りを教えにやって来たのだ。柳吉は大阪にとんで帰るが、結婚式に出席するのは京一が厳として許さなかった。が、筆子の計らいで陰ながらみつ子の花嫁姿をみることができた。蝶子の家に落ちついた柳吉は、蝶子から貯金通帳を渡されるや、東京のお文の下宿に飛んで帰った。しかし、貯金帳を柳吉から受取つたお文は、伸一と姿をかくしてしまった。柳吉はしかたなく房州の養蜂園に動きに出かけたが、相変わず蝶子と維康に無心の手紙を出す柳吉だった。その紙をよんだ蝶子は、何ん回となく柳吉にだまされるのだが、やはり私があの人の面倒をみなくてはという気持になるのだった。こんどこそ柳吉とは離れないかくごで、蝶子は金を用意して房州へでかけていった。
「新・夫婦善哉」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「新・夫婦善哉」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 文芸 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1963 |
公開年月日 | 1963年10月12日 |
上映時間 | 118分 |
製作会社 | 東京 |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | モノクロ/シネスコ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1963年10月下旬号 | 日本映画紹介 新・夫婦善哉 |
1963年11月下旬号 | 日本映画批評 新・夫婦善哉 |