いいかげん馬鹿

いいかげんばか
上映日
1964年4月29日

製作国
日本

制作年
1964
上映時間
86分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

「馬鹿まるだし」の山田洋次「下町の太陽」の熊谷勲と大嶺俊順が共同でシナリオを執筆、山田洋次が監督した人情もの。撮影もコンビの高羽哲夫。
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「いいかげん馬鹿」のストーリー

捨て子の安吉は源太爺さんに拾われ、瀬戸内海の平和な島で自由気ままに育った。そのころ疎開してきた少女弓子は、安吉にとって近づき難いアイドルであった。ある日安吉は弓子に海の底の魚をみせてくれとせがまれ、二人は海に小舟をのりだした。しかし舟は沖に流され、やっとの思いで救け出されたものの、安吉は源太爺さんにこっぴどく怒られたことから島を逃げ出した。それから十年、弓子は岡山大学に通学し、安吉はすっかり調子のいい男になっていて、島の文化に貢献するという触れ込みで三流楽団を連れて帰ってきた。しかしインチキ楽団といかがわしいショウですっかり信用をおとした。おりもおり源太爺さんの弟茂平がブラジルで成功して帰ってきた。安吉はそれに便乗し、ブラジルへ行くことを宣伝したが、捨て子の彼には戸籍が無いため渡航は出来なかった。引込みがつかなくなった安吉は、密航を企てたが失敗した。町は、安吉の馬鹿さかげんを笑うことで話題が賑った。それから一年安吉は小説家舟山を連れて帰って来た。村長はこの機会に島を大々的に紹介してもらおうと、連日大サービス。しかし舟山は偽物とわかり、安吉はまた借金をしょいこんでしまった。だが舟山が書いたドラマに島が紹介されたため島はレジャーブームでわきかえった。勢いづいた安吉は底をガラス張りにした観光船をつくったがそれが沈んでしまい、またまた島を逃げ出した。時が流れ、島には沈まない水中観覧船が出現し島は安手な観光地に変っていった。小学校の先生となった弓子は修学旅行で大阪に行き、水中メガネを売る安吉の姿をみつけた。弓子の声に振りかえった安吉の首にはいつか贈った赤いスカーフがまかれていた。

「いいかげん馬鹿」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「いいかげん馬鹿」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964年4月29日
上映時間 86分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ

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