解説
「夜明けの二人」の桜井義久がシナリオを執筆し、「虹の中のレモン」の斎藤耕一が監督した青春もの。撮影は「進め!ジャガーズ 敵前上陸」の竹村博。
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ユーザーレビュー
「小さなスナック」のストーリー
夏が終って、初秋の小雨降るある夜、青山の小さなスナックに三橋昭と彼の仲間たちがたむろしていた。ここは、学生やグループ・サウンズや、カバーガール、レーサー、踊り子たちのたまり場だった。昭はスナックの片隅にレインコート姿の、可憐な美樹を目にとめた。彼女は何か人待ち顔だった。その夜は夏へのお別れパーティを開くことになっていたのだが、それに美樹も加った。彼女に関心を持った昭は、パーティの後、美樹を家に送っていこうとしたが、何故か彼女は、名前以外は何一つ教えようとしなかった。そんな美樹に、昭は次第に恋心を抱くようになっていった。二人は何度かデートするようになった。ある日、昭は不意に駆け去った美樹の後を追って彼女の家をつきとめた。そこは“ミキ美容院”となっていた。昭は、美樹の年齢で美容院を経営していることに、不審の念を抱いた。その日から、美樹は昭の前に現われなくなった。そんな時、仲間の江島が富士サーキットで行なわれたグランプリ・レースに優勝した。祝賀会の後、美樹を忘れられない昭は霧雨の街を歩いた。ふと前を見ると美樹がいた。二人はその夜、初めて口づけを交したのだった。しかし、またも美樹は昭の前から姿を消したのだった。そして、間もなく昭が受けたのは、美樹の交通事故死の知らせだった。急いで病院に駆けつけた昭は、美樹には三浦という老紳士のパトロンがいたことを知らされ、愕然となった。翌日から、いつものスナックで、何かを必死に待ち受けている昭の姿が、毎日のように見られた。
「小さなスナック」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「小さなスナック」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 1968年9月15日 |
上映時間 | 83分 |
製作会社 | 松竹 |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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