解説
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
ダサーいオープニングから始まる。黛敏郎の音楽は、いかにも偉い音楽家だぞみたいに大げさで、映像に合ってない。映像は当時のコマーシャル映像をつなぎ合わせたような意味のないカットを頻繁に入れてくる。サファリレースのシーンを除いてレースシーンが長すぎる。話に抑揚がない。だらだらと筋を追っているだけ。裕次郎と浅丘ルリ子、フランス人カップルが出てくるが、心理描写が全く出来ていない。優子(浅丘ルリ子)のセリフに対して五代(石原裕次郎)の返答がない。これで愛し合っているなんて言えるの?それとも男は黙って..なの?やたら浅丘ルリ子が涙を流しているが、何の意味があるの?花粉症かな。2組のカップルが分かれて、またくっついてってなるけど、その心理描写がないのでなんでそうなるの?となる。大体、この日産自動車の宣伝映画に色恋を入れる必然はあったの?ほんとうに抑揚のないつまらない映画だった。最期30分くらいのサファリラリーのところが少し面白かったくらい。
やたら金をかけて3時間弱の映画にしたけど、90分くらいに納められる映画じゃなかったか。やたら長くすればいい、ってもんじゃない。こんな映画で当時キネ旬で11位なんて信じられない。
で、疑問なんだけど、レーサーとラリードライバーっていっしょにできるの?この映画ではいとも簡単に両方やっているけど、本来は全く違うものじゃない。ネットで調べても、ドライブテクニックが違うと出てくるんだけど。
この映画、日産自動車がタイアップしているが、企業映画で自動車の話だったらニッサンだろうな、と思った。仮に、トヨタ車が活躍する原作を映画化するから金出して、ってトヨタが言われてもトヨタは乗ってこなかったよな。
企業の提灯映画にしても、まだ「黒部の太陽」のほうが面白かった。
ところで三船敏郎と仲代達矢が出ている。黒澤映画では敵味方だが、この映画では上司部下だった。
ああ、つまんない映画だった。
「栄光への5000キロ」のストーリー
「栄光への5000キロ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「栄光への5000キロ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1969 |
公開年月日 | 1969年7月15日 |
上映時間 | 175分 |
製作会社 | 石原プロモーション |
配給 | 松竹映配 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | モノラル |
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1969年8月上旬号 | 「栄光への5000キロ」の力動感 |
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