絵本猿飛佐助

えほんさるとびさすけ
上映日
1953年2月19日

製作国
日本

制作年
1953
上映時間
86分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

日本経済新聞連載の林芙美子の絶筆を「親馬鹿花合戦」の井手雅人が脚色し「腰抜け巌流島」の森一生が監督にあたった。撮影は「恋の捕縄」の藤洋三。「ハワイの夜」の水島道太郎、「人生劇場 第一部」の徳大寺伸、「ひめゆりの塔(1953)」の利根はる恵、「朝焼け富士 (前篇)」「朝焼け富士 (後篇)」の喜多川千鶴などが出演。
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「絵本猿飛佐助」のストーリー

戦乱で両親を失い、信州の山中で戸沢白雲斎に育てられた猿飛佐助は、やがて師をも凌ぐ甲賀流忍術の達人になる。偶然、上田の城主真田昌幸の次男幸村の危難をすくったことから、彼は師の許しを得て真田家に仕官した。折しも真田家は海野城の平賀源心、小県の室賀信俊、という腹背の脅威をのぞくべく、種々画策中である。まず室賀攻めに繰りだした真田勢は、重臣伊勢崎父子が海野城に内通、いちはやく事を報じたことを知って反転、海野城下に迫った。伊勢崎の内通を探知し、その密使をとらえたのは佐助であるが、捕虜は福島流の女忍者ぎんが殺してしまった。彼女は佐助を恋している。が、彼の意中の人は伊勢崎の娘うめであった。と知ると、ぎんは逆上し、佐助が生捕りにした伊勢崎を吹矢で惨殺する。当然、人質のうめは自害した。左助は、しかも海野攻めの乱軍の中で、狂気のように追ってくるぎんを、止むなく斬らねばならなかった。-海野城は陥ちたが、佐助は憂欝であった。一日、彼は千曲川の畔、真新しいうめの墓前にうずくまって、ながく動かなかった。

「絵本猿飛佐助」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「絵本猿飛佐助」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953年2月19日
上映時間 86分
製作会社 太千興業プロ=新東宝
配給 新東宝
レイティング
カラー/サイズ モノクロ

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