解説
高田保の原作を福田恒存が改訂、「愚弟賢兄」の椎名利夫がシナリオを書き、「花咲く我が家」の野崎正郎が監督している。出演者は「美貌と罪」の幾野道子、「決闘」の三橋達也、「海の花火」の三木隆、新人三原京子などである。
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「シミ抜き人生」のストーリー
キャバレー「サロン・バラ」のダンサー新田あけみは染物屋の若旦那木内邦夫に慕われて、困っている。邦夫には竹村きく子という婚約者があるのだが、邦夫は家を飛び出して、あけみの家に転がり込んで来た。あけみには迷惑だが、気の弱い邦夫を見ては追い出すわけにもゆかず、結局邦夫にシミ抜き屋を開業させた。キャバレーの用心棒杉陽吉はあけみに好意を寄せており、一時は邦夫を憎んだが、あけみの気持を知って自分も堅気になる決心をし、二人の為に何くれとなく力を借すのだった。やがて二人は立派な染物店を開くまで事を運んだが、その資金を邦夫の父から借りて呉れたのは、きく子であった。陽吉からそれを聞いたあけみは、邦夫をきく子に返さねばならないと思った。「シミを抜いた品物は、お客様に返すのか道理ですわ」そう云って、あけみは淋しく笑った。あけみと陽吉が新しい生活を求めて九州へ旅立ったのは、それから数日後であった。
「シミ抜き人生」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「シミ抜き人生」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1953 |
公開年月日 | 1953年8月12日 |
上映時間 | 67分 |
製作会社 | 松竹大船(中編) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |
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1953年10月下旬号 | 日本映画批評 シミ抜き人生 |