解説
現代の結婚事情をテーマに、結婚という日常の一大事を巡って奮闘する母娘と、その周りの人々の人間模様をユーモラスに描くヒューマン・ドラマ。脚本・監督は「キッチン」の森田芳光。撮影は「どっちもどっち」の前田米造がそれぞれ担当。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「おいしい結婚」のストーリー
夫に先立たれ、質屋を経営する美栄子には、適齢期を迎えた一人娘・のんがいた。のんに幸せな結婚をしてもらいたいと願う美栄子は、亡き夫の親友・山内、小野、田宮の三人組に相談し、のんに縁談を持ちかけるが、見合いが自分の結婚観に合わないと思っているのんにとっては有難迷惑。彼女は見合いを断る口実として、苦しまぎれに好きな人がいると言ってしまう。ぜひ会いたいと美栄子や三人組にせがまれたのんは、会社の同僚の保に臨時の恋人役を頼み込む。保はしぶしぶ美栄子と三人組のもてなしを受けるが、意外やこれが大好評を呼び、のんと保の仲は急速に発展していく。実は二人も互いに好意をもっていたという下地があり、保の積極的なリードもあって、ついに本物のプロポーズがなされた。心から娘を祝福し、自分の結婚式に楽しい思い出の少ない美栄子は、娘には最高のメモリアルになる結婚式を挙げさせたいという思いがあった。張り切る美栄子は、さっそく保の父・重樹に会うが、重樹は二人の結婚にあまり関心のない雰囲気を見せる。一方、当ののんと保は、結婚式の準備でモメるばかりで、あげくの果てには自分たちの結婚式がうまくいくのかという悩みを抱えてしまう。そして、美栄子がやっと重樹の結婚に対する負い目をとり払ったころ、会社の同僚の結婚式に出席し、その現実に失望したのんが突然披露宴をやめたいと言い出した。これには保も同意見で、マニュアル風の結婚式でなく、出席した人に本当に喜んでもらえる心のこもったものにしたいと若い二人は確信したのだった。そして、小雨が舞い散る広い高原にて、出席者の心がひとつとなった素敵な野外披露宴が行われるのだった。
「おいしい結婚」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
![](https://www.kinejun.com/common/images/spinner.gif)
「おいしい結婚」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1991年5月18日 |
製作会社 | 東宝=サンダンス・カンパニー |
配給 | 東宝 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
臨時増刊2012年5月11日「映画作家 森田芳光の世界」 | 森田芳光監督全映画 森田が語る27本 森田芳光監督 自作を語る/スタッフ&キャスト データ/作品解説 「おいしい結婚」 |
1991年5月上旬号 | ルポ 撮影現場訪問 1 おいしい結婚 |
1991年5月下旬号 |
グラビア《Coming Attractions》(新作紹介) おいしい結婚 特集 おいしい結婚 森田芳光 インタビュー 特集 おいしい結婚 三田佳子 インタビュー 特集 おいしい結婚 スタッフ・出演者コメント |
1991年6月下旬号 | 日本映画紹介 おいしい結婚 |
1991年7月下旬号 | 日本映画批評 おいしい結婚 |