解説
卒業旅行先の架空の国・チトワン王国でトップ・スターの〈外タレ〉になってしまう青年の騒動を描くコメディ。「僕らはみんな生きている」の一色伸幸の原作・脚本をもとに、「就職戦線異状なし」の金子修介が監督。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「卒業旅行 ニホンから来ました」のストーリー
三流大学を卒業し考古学マニアの三木靖男は、ひと足先に就職した相良令子と二年来のつきあいながらあまり関係も進展しないでいる、冴えない青年。そんな彼は卒業旅行で古代遺跡の宝庫である憧れのチトワン王国へ出発するが、驚いたことにチトワンでは国をあげてニホンブームが起こっていた。靖男は怪し気な日本人ブローカー・桃山百夫につかまり、強引に『一発太郎』という芸名の〈外タレ〉として契約させられる。スパンコールとヒラヒラ満載のド派手な衣裳を着せられた靖男は、酒と麻薬の勢いも手伝ってテレビの生放送に出演、『ペッパー警部』を歌う。歌い終わって激しい羞恥心に陥る彼を待ち構えていたのは、チトワン国民の熱狂的な声援。彼は本当にアイドル・スターになってしまった。カセットは飛ぶように売れ、CMやテレビにひっぱりだこの毎日。おまけにチトワン一の富豪にして軍幹部であるヨーケンの目にとまり、その妹ムイに求婚される。そんな時、いつまでも日本に戻ってこない靖男を心配して令子がチトワンにやって来た。日本に帰って就職を選ぶのか、大富豪の妹と結婚するのか、靖男は態度を曖昧にしたまま引退コンサートを迎えた。最期になってようやく彼は令子への愛を告白し、チトワンを去る決心をするのだった。そもそも本当はムイではなく、男色のヨーケンが靖男に求婚したのではあったが。
「卒業旅行 ニホンから来ました」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「卒業旅行 ニホンから来ました」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1993 |
公開年月日 | 1993年9月4日 |
上映時間 | 98分 |
製作会社 | 東宝=バンダイビジュアル作品(企画制作*メリエス) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1993年9月上旬号 |
グラビア《New Release(新作映画紹介)》 卒業旅行 ニホンから来ました KINEJUN CRITIQUE 卒業旅行 ニホンから来ました |
1993年10月上旬秋の特別号 | 日本映画批評 卒業旅行 ニホンから来ました |
1993年11月上旬号 | 日本映画紹介 卒業旅行 ニホンから来ました |