119

いちいちきゅう
上映日
1994年11月5日

製作国
日本

制作年
1994
上映時間
110分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

18年間一度も火事が起きていないという小さな海辺の町を舞台に、その町の消防士たちの何げなく、それでいて決して忘れることのないとある日々を描いたドラマ。「無能の人」に続く竹中直人の監督第2作。脚本は筒井ともみ、宮沢章夫と竹中の共同、撮影は「夢魔」の佐々木原保志が担当。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第6位、同読者選出日本映画ベストテン第1位。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「119」のストーリー

海沿いの小さな町、波楽里町。スナック″ハーベスト″に集まる隊長の津田達哉以下、石井信幸、森下寛、中江雄一、松本聡ら波楽里消防分署の隊員たちは、今日も平穏な日々を送っていた。だがある日、東京の大学から研究室の同僚・田口秀樹と共に蟹の採集にやって来た日比野ももこが、伯母の靖代が営む鴨下豆腐店に滞在することになり、彼らの周辺はにわかに活気づいていく。看護婦にフラれたばかりの信幸も、5年前に交通事故で妻を失くし、父・将次、息子・賢治と3人暮らしの達哉も、みんなももこに一目惚れしてしまう。争って豆腐を買いに走ったり、蟹を獲りに岩場にやって来た彼女の後をついて回ったり。ももこの方もそんな彼らと交流を深めていく。ハーベストのマスター・岩倉一郎の妻・いつみが見知らぬ男と町を出ていったり、何者かに家の中が荒らされる事件が相次いだりと、町全体もせわしなくなった。信幸は酔っ払った達哉から、「これをいい女にやれば、きっと喜ぶぞ」ともらった消防車の模型を、手紙と共にももこに渡す。だが、その気持ちに応えるのがつらいかのように、やがてももこは東京へ戻ってしまった。家が荒らされる事件も猿の仕業だと分かる。こうしてまた元通りの日常がやって来る。信幸たちは満月の中笑い騒ぎながら、海べりの道を旧型消防車を走らせていった。

「119」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「119」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1994
公開年月日 1994年11月5日
上映時間 110分
製作会社 松竹=テレビ東京=イメージファクトリー・アイエム作品(製作協力SEDIC)
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1994年臨時増刊 竹中直人の小宇宙 「119」キャスト&スタッフ紹介 安河内央之
「119」キャスト&スタッフ紹介 石堂夏央
「119」キャスト&スタッフ紹介 宮城聡
「119」キャスト&スタッフ紹介 石川真希
「119」キャスト&スタッフ紹介 三東康太郎
「119」キャスト&スタッフ紹介 後藤理絵
「119」キャスト&スタッフ紹介 須賀不二男
「119」キャスト&スタッフ紹介 久我美子
「119」キャスト&スタッフ紹介 佐々木原保志
「119」キャスト&スタッフ紹介 岩松了
「119」キャスト&スタッフ紹介 斎藤岩男
「119」キャスト&スタッフ紹介 北村峰晴
「119」キャスト&スタッフ紹介 奥原好幸
「119」キャスト&スタッフ紹介 吉田浩二
「119」キャスト&スタッフ紹介 忌野清志郎
「119」作品評
「119」作品評
「119」シナリオ
カラーグラビア 竹中直人コレクション
カラーグラビア 「119」作品紹介
カラーグラビア ももこの小筐
竹中直人ロング・インタビュー
「119」キャスト&スタッフ紹介 赤井英和
「119」キャスト&スタッフ紹介 鈴木京香
「119」キャスト&スタッフ紹介 温水洋一
「119」キャスト&スタッフ紹介 浅野忠信
「119」キャスト&スタッフ紹介 塚本晋也
「119」キャスト&スタッフ紹介 津田寛治
1994年6月上旬号 グラビア 《Talky Talk(News)》  「119」
1994年9月下旬号 撮影現場訪問 119
1994年10月上旬秋の特別号 試写室 119
1994年11月下旬号 グラビア特集 119
グラビア特集 映画のディテール 「119」公開記念SPECIAL“火”
1994年12月上旬号 グラビア 《Talky Talk(News)》  「119」完成
1995年2月上旬号 日本映画紹介 119