解説
大手企業の広告を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦の初監督映画。夫を失い、今では亡き娘の忘れ形見である孫娘・渚と共に暮らす絹子。夫の四十九日を終えた彼女が、過去の記憶に想いを馳せ、慈しみながら過ごしていたある日、一本の電話がかかってくるが……。出演は「散り椿」の富司純子、「新聞記者」のシム・ウンギョン、「食べる女」の鈴木京香、「黒衣の刺客」のチャン・チェン。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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フリーライター須永貴子古い日本家屋での暮らし、手入れの行き届いた庭園の季節の移ろい、三世代の女優。これらを映し出す映像の美しさが圧倒的だ。時間の流れの緩やかさと、濃密で潤いのある緑に... もっと見る
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脚本家、プロデューサー、大阪芸術大学教授山田耕大庭の手水鉢に泳ぐ金魚、椿などの庭の様々な花々、緑の葉に這う虫や鳥の囀り。着物を着つけた初老の夫人の気品ある所作、その孫の素朴で瑞々しい佇まい。それらすべてが「美... もっと見る
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映画評論家吉田広明庭があり、広縁がある、木造で、光線の柔らかい昭和のごく普通の住宅(といっても海が見える相当良い立地だが)。記憶が宿っていると言う言葉がすんなり腑に落ちる。登場人... もっと見る
「椿の庭」のストーリー
かつて夫と語り合い、子どもたちを育てた家に、亡き娘の忘れ形見である孫娘の渚(シム・ウンギョン)と暮らす絹子(富司純子)。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、世話をしていた金魚が死ぬ。椿の花でその体を包み込み、土に還す絹子。命あるものはやがて朽ちる。日常生活の中で起きる些細な出来事の数々。過去の記憶に想いを馳せ、慈しんでいたある日、絹子の下に一本の電話がかかってくる……。
「椿の庭」の映像
「椿の庭」の写真
「椿の庭」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「椿の庭」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2021年4月9日 |
上映時間 | 128分 |
製作会社 | ギークピクチュアズ=yoshihiko ueda films=ユマニテ=朝日新聞社(制作プロダクション:ギークサイト) |
配給 | ビターズ・エンド |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.bitters.co.jp/tsubaki/ |
コピーライト | (C)2020"A Garden of the Camellias" film partners |
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2021年4月下旬号 |
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