椿の庭

つばきのにわ
上映日
2021年4月9日

製作国
日本

制作年
2020
上映時間
128分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

大手企業の広告を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦の初監督映画。夫を失い、今では亡き娘の忘れ形見である孫娘・渚と共に暮らす絹子。夫の四十九日を終えた彼女が、過去の記憶に想いを馳せ、慈しみながら過ごしていたある日、一本の電話がかかってくるが……。出演は「散り椿」の富司純子、「新聞記者」のシム・ウンギョン、「食べる女」の鈴木京香、「黒衣の刺客」のチャン・チェン。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • フリーライター
    須永貴子
    古い日本家屋での暮らし、手入れの行き届いた庭園の季節の移ろい、三世代の女優。これらを映し出す映像の美しさが圧倒的だ。時間の流れの緩やかさと、濃密で潤いのある緑に... もっと見る
  • 脚本家、プロデューサー、大阪芸術大学教授
    山田耕大
    庭の手水鉢に泳ぐ金魚、椿などの庭の様々な花々、緑の葉に這う虫や鳥の囀り。着物を着つけた初老の夫人の気品ある所作、その孫の素朴で瑞々しい佇まい。それらすべてが「美... もっと見る
  • 映画評論家
    吉田広明
    庭があり、広縁がある、木造で、光線の柔らかい昭和のごく普通の住宅(といっても海が見える相当良い立地だが)。記憶が宿っていると言う言葉がすんなり腑に落ちる。登場人... もっと見る

「椿の庭」のストーリー

かつて夫と語り合い、子どもたちを育てた家に、亡き娘の忘れ形見である孫娘の渚(シム・ウンギョン)と暮らす絹子(富司純子)。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、世話をしていた金魚が死ぬ。椿の花でその体を包み込み、土に還す絹子。命あるものはやがて朽ちる。日常生活の中で起きる些細な出来事の数々。過去の記憶に想いを馳せ、慈しんでいたある日、絹子の下に一本の電話がかかってくる……。

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「椿の庭」の写真

「椿の庭」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「椿の庭」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2021年4月9日
上映時間 128分
製作会社 ギークピクチュアズ=yoshihiko ueda films=ユマニテ=朝日新聞社(制作プロダクション:ギークサイト)
配給 ビターズ・エンド
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://www.bitters.co.jp/tsubaki/
コピーライト (C)2020"A Garden of the Camellias" film partners

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