解説
文豪オスカー・ワイルド(1854~1900)と彼が愛した美青年との禁断の愛を綴った伝記ドラマ。監督は「愛しすぎて 詩人の妻」のブライアン・ギルバート。脚本は「アナザー・カントリー」「ゴッホ」(90)のジュリアン・ミッチェル。製作はマーク・サミュエルソンとピーター・サミュエルソン。製作総指揮は吉崎道代、マイケル・ヴァイナー、デボラ・ラフィン、アラン・ハウデン、アレックス・グレアム。撮影は「愛しすぎて 詩人の妻」のマーティン・フューラー。音楽はデビー・ワイズマン。美術はマリア・ジュルコヴィック。編集はマイケル・ブラッドセル。衣裳はニック・イード。出演は「ピーターズ・フレンズ」のスティーヴン・フライ、「ガタカ」の新鋭ジュード・ロウ、「ミッション:インポッシブル」のヴァネッサ・レッドグレイヴほか。
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「オスカー・ワイルド」のストーリー
1885年。文豪オスカー・ワイルド(スティーヴン・フライ)はコンスタンス・ロイド(ジェニファー・エイル)という女性と結婚。母親エスペランザ(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は誇らしげだった。子供にも恵まれ、円満に見えた結婚生活だったが、ロバート・ロス(マイケル・シーン)という青年により同性愛の味を教えられたワイルドはその道に耽溺するようになる。その一方で『ドリアン・グレイの肖像』『ウィンダミア夫人の扇』など傑作戯曲を発表、名声を得た。そんな折り、ワイルドは美青年の、ボジーことアルフレッド・ダグラス卿(ジュード・ロウ)と出会い、恋に落ちる。気ままな青年のボジーは彼の愛情に甘えて身勝手をし放題。さらにボジーの父親クインズベリー侯爵(トム・ウィルキンソン)はワイルドにボジーとの別れを命じ、親友のロスはワイルドの文才を危ぶむ。ある日、ふたりの関係に業を煮やした侯爵は、ワイルドの通うクラブに「男色家のワイルドへ」とメモを残す。怒ったボジーはワイルドをたきつけて名誉棄損の裁判を起こさせる。状況は最初からワイルドに不利、周囲は彼に国外逃亡まで勧めるが、ワイルドは拒否。そんな彼を母エスペランザが励ます。結局敗訴し、同性愛の罪で2年の懲役を命じられるワイルド。はじめは動揺した妻コンスタンスは、彼に面会に行き、離婚はしないとワイルドを励まし、彼も妻への変わらなかった愛情を告白した。釈放の日。妻は他界していた。ワイルドはロスとパリへ赴くがボジーへの想いはやみがたく、彼がいるイタリアへ。ふたりはその後3カ月生活を共にしたがついに別れた。1900年、ワイルドは梅毒による脳髄膜炎で死去。ボジーは1945年に亡くなった。
「オスカー・ワイルド」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「オスカー・ワイルド」のスペック
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