解説
意固地な中年男とドラッグクイーンの奇妙な友情を描くドラマ。監督・脚本は「評決の時」のジョエル・シューマカー。撮影は「母の眠り」のデクラン・クイン。音楽はブルース・ロバーツ。出演は「アナライズ・ミー」のロバート・デ・ニーロ、「リプリー」のフィリップ・シーモア・ホフマンほか。
「フローレス」のストーリー
ニューヨーク、ローワーイーストサイド。元警官の独身の中年男ウォルト(ロバート・デ・ニーロ)はアパートの斜め上に住む歌手にしてドラッグクイーンのラスティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)と今日も口喧嘩。意固地な彼は、慕ってくれる娼婦ティア(ダフニ・ルービン・ヴェガ)にも素っ気無い。そんなある日、ラスティの部屋でトラブルが。マフィアのボス、ミスターZの金を奪った友人アンバーを彼が匿ったのだ。元警官の習性で駆けつけようとしたウォルトはなんと脳卒中の発作を起こして昏倒。これで右半身がマヒした彼はショックのあまり引きこもる日々に。一方ラスティはアンバーを殺され、金のありかを白状するようマフィアに脅迫されるが屈しない。そんな彼をウォルトが訪ねる。マヒのリハビリには歌がいいと聞いた彼は、歩行もままならないため、渋々近所のラスティをコーチに選んだのだ。最初は喧嘩ばかりの彼らだがやがて打ち解ける。なじみのダンサーのカレンにもふられ、ようやくいいムードになったティアも怒らせてしまったウォルトにとってラスティはかけがえのない友人となっていた。やがて歌のレッスンは終わり、ラスティは大金が部屋のマネキンの中に隠してあると告白。
「フローレス」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フローレス」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1999 |
公開年月日 | 2000年9月2日 |
上映時間 | 111分 |
製作会社 | トライベッカ・プロ作品 |
配給 | UIP |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | DTS |
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