解説
現存する伝説のボクサー、モハメド・アリの、現役時代10年間のエピソードを描く。監督・製作・脚本は「インサイダー」のマイケル・マン。共同脚本は「ニクソン」のスティーヴン・J・ライヴェルとクリストファー・ウィルキンソン、「インサイダー」のエリック・ロス。撮影は「スリーピー・ホロウ」のエマニュエル・ルベツキー。音楽は「インサイダー」や「グラディエーター」のリサ・ジェラードとピーター・ブーク。美術は「X-メン」のジョン・マイヤー。衣裳は「コヨーテ・アグリー」のマレーネ・スチュアート。出演は「バガー・ヴァンスの伝説」のウィル・スミス、「エニイ・ギブン・サンデー」のジェイミー・フォックス、「トゥームレイダー」のジョン・ヴォイト、「ニュー・ジャック・シティ」のマリオ・ヴァン・ピーブルス、「ミスター・サタデーナイト」のロン・シルヴァー、「シャフト」のジェフリー・ライト、「スリー・キングス」のミケルティ・ウィリアムソン、「スクリーム2」のジェイダ・ピンケット・スミス、これが映画デビューである歌手のノナ・ゲイ、「ニュー・ジャック・シティ」のマイケル・ミッシェルほか。
「アリ」のストーリー
1964年2月26日、弱冠22歳でボクシングの世界ヘヴィー級チャンピオンとなった青年カシアス・クレイ(ウィル・スミス)は、タイトルを獲得した翌日、黒人イスラム教団体ネイション・オブ・イスラムに入信、モハメド・アリに改名。圧倒的な強さと勢いで9回の防衛に成功し、美しいソンジー(ジェイダ・ピンケット・スミス)と結婚、未来は順風満帆に思えた。しかしソンジーとの結婚生活は一年足らずで破局。さらに、自らの信条からヴェトナム戦争への徴兵を拒否してアメリカ国家への反逆罪で起訴され、チャンピオンの地位を剥奪され試合に出場することさえ禁止。アリに好意を持つスポーツ・ジャーナリストのハワード・コーセル(ジョン・ヴォイト)は政治的な発言を控えるよう彼に忠告するが、アリは自分の信念を曲げなかった。上訴を待つ3年半の間に、イスラム・パン屋の娘ベリンダ(ノナ・ゲイ)と再婚。やがて最高裁が無罪判決を出し、アリはジョー・フレイザー戦で復帰を果たす。しかし判定負け。が、フレイザーを倒したジョージ・フォアマンと対戦し、奇跡的な勝利をおさめ、見事タイトルを奪還するのだった。
「アリ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「アリ」のスペック
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