ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
へどうぃぐあんどあんぐりーいんち Hedwig and the Angry Inch
解説
男性から性転換したロック・シンガーの数奇な半生を描く、オフ・ブロードウェイで大ヒットしたロック・ミュージカルの映画化。監督・脚本・主演は舞台版と同じく、演劇界で活躍するジョン・キャメロン・ミッチェル。撮影は「テルミン」のフランク・デマルコ。美術は「ハイ・フィデリティ」のテレーズ・デ・プレス。アニメーション担当はエミリー・ハブリー。共演は「小説家を見つけたら」のマイケル・ピット、舞台版に引き続き男性役に挑戦している「悪いことしましョ!」の女優ミリアム・ショア、音楽も担当しているスティーヴン・トラスクほか。2001年サンダンス映画祭最優秀監督賞、最優秀観客賞、同年ベルリン国際映画祭テディ・ベア賞、同年ドービル映画祭グランプリ、最優秀批評家賞、最優秀新人監督賞、同年サンフランシスコ国際映画祭最優秀観客賞、同年シアトル国際映画祭最優秀主演男優賞ほか受賞。
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「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のストーリー
全米各地を旅して巡る売れないロック・シンガー、ヘドウィグ(ジョン・キャメロン・ミッチェル)。共産主義体制下の東ドイツで男の子ハンセルとして生まれたものの、憧れの国アメリカに渡る際、米兵の男性と結婚するため性転換手術を受け、その不手際で「怒りの1インチ」が股間に残ってしまった彼女。渡米した途端その男性にも去られてしまったヘドウィグは、ロック・スターになる夢を思い起こし、韓国軍兵士の妻たちとバンドを結成する。そんなある日、同じくロック・スターを夢見る17歳の少年トミー(マイケル・ピット)に出会う。ヘドウィグは、自分の失われたカタワレだと信じた彼に、熱い愛情を注ぎ込むが、しかしトミーは彼女を捨てたばかりか、彼女のオリジナル曲を盗んで人気ロック・スターになってしまう。失意のヘドウィグは自らのバンドアングリーインチを引き連れ、トミーの全米コンサートを追いつつ場末の店を巡業する。やがてトミーに再会。彼はヘドウィグに向けてオリジナルのラヴソングを歌う。そしてヘドウィグは、ありのままの自分が完全な存在であることに気づくのであった。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のスペック
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