解説
1972年にアメリカで公開されるやセンセーションを巻き起こしたポルノ映画「ディープ・スロート」。この作品に出演し性革命のシンボルとされたリンダ・ラヴレースに焦点を当てる伝記作品。監督は数々のドキュメンタリー映画を共同で手がけ「Common Threads: Stories from the Quilt」(未)では第62回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したロブ・エプスタインとジェフリー・フリードマン。厳格な家庭に育ちながら金に困った夫にポルノ映画に出演させられるリンダを「レ・ミゼラブル」「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライドが、暴力的な夫を「17歳の肖像」のピーター・サースガードが、リンダの母を「氷の微笑」のシャロン・ストーンが演じる。
ユーザーレビュー
「ラヴレース」のストーリー
フロリダの小さな町に暮らすリンダ・ボアマン(アマンダ・セイフライド)は、敬虔なカトリック教徒の両親のもと厳しく育てられた。そんな生活にうんざりしていたリンダは、ある日、女友達と遊んだ帰りに地元でバーを営むチャック・トレイナー(ピーター・サースガード)と出会う。チャックが寄せる甘い言葉に酔いしれた彼女は、すぐに彼と結婚。うぶなリンダにチャックは一つずつセックスの手ほどきをしていった。当初甘い面を見せていたチャックだが、次第に汚い部分を見せ始める。バーでの売春容疑で逮捕され保釈金や多方面への借金を抱え金に困ったチャックは、リンダをポルノ映画に出演させようとする。こうして彼女はリンダ・ラヴレースという芸名でポルノ映画「ディープ・スロート」に主演。作品は1972年に全米公開され、成人映画用の劇場だけでなく一般の映画館でも上映、有名人やセレブ、女性たちもこぞって観に行き、一大センセーションを巻き起こす。『プレイボーイ』編集長のヒュー・ヘフナー(ジェームズ・フランコ)やサミー・デイヴィス・Jr.からの賞賛を受け、リンダは性革命のシンボルとして一躍スターとなる。それから6年後、チャックと別れたリンダは自伝を出すために出版社を訪れる。メディアによって作り上げられたリンダ・ラヴレースの虚像の裏で、チャックから日常的に暴力を振るわれても逃げ出すに逃げ出せず虐げられていた日々があった。辛い過去と決別するために、そして同じように苦しい思いをしている女性たちのために、リンダは当時のことを包み隠さず正直に語る……。
「ラヴレース」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ラヴレース」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2012 |
公開年月日 | 2014年3月1日 |
上映時間 | 93分 |
製作会社 | Animus Films=Eclectic Pictures=Millennium Films=Telling Pictures=Untitled Entertainment |
配給 | 日活 |
レイティング | R-18 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
コピーライト | (C)2012 LOVELACE PRODUCTIONS, INC. |
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