解説
鬼才、石井輝男監督の遺作であり、リリー・フランキーをはじめとする異色のキャスティングでも話題を振りまいた『盲獣VS一寸法師』。その撮影現場を捉えた貴重なドキュメント。監督は『盲獣VS一寸法師』に美術スタッフとして参加していた矢口将樹。
ユーザーレビュー
「石井輝男FANCLUB」のストーリー
石井輝男は2000年、“徹底した現場主義”を掲げた映画塾「CINEMA21」を立ち上げる。ベテラン映画人を講師として招いたこの私塾には20代を中心とした若者が多数集まり、毎週末合宿生活を送りながら現場で通用する映画作りのノウハウを学んでいった。2000年晩秋、石井監督は遺作となった『盲獣VS一寸法師』に取り掛かる。低予算で製作されたこの作品のスタッフには「CINEMA21」出身者が多く参加し、また新に加わったスタッフも彼等と同年代の若者が殆どであった。彼等にとっていくら「CINEMA21」で現場に則した技術を学んできたといっても本当の現場は初めてである。かくして石井監督とその教え子たちの奮闘の日々が始まり、そしてその姿は『鬼畜大宴会』の熊切和嘉監督の手により数十時間に及ぶ映像に記録された。それを今回新たに1本の作品としてまとめ上げたのは『盲獣VS一寸法師』には美術スタッフとして参加していた矢口将樹監督である。2005年8月12日、石井輝男監督は肺癌で急逝される。癌が発見されてから僅か4ヶ月弱、それは周囲の者にとってもあまりにも急過ぎる死であった。矢口の視点で完成された『石井輝男FAN CLUB』は石井輝男、そして仲間達と共有した貴重な時間のドキュメンタリーである。
「石井輝男FANCLUB」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「石井輝男FANCLUB」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アート |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2006年8月12日 |
上映時間 | 80分 |
製作会社 | トリックスターフィルム |
配給 | トリックスターフィルム |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |