マリー・アントワネット(2006)
まりーあんとわねっと Marie Antoinette- 上映日
- 2007年1月20日
- 製作国
- アメリカ フランス 日本
- 制作年
- 2006
- 上映時間
- 123分
- レーティング
- ジャンル
- 歴史劇
解説
14歳でフランス王室に輿入したマリー・アントワネットが、やがて革命の嵐にのまれて宮殿を後にするまでの19年の歳月を、実際のヴェルサイユ宮殿で行なわれた撮影によって絢爛豪華に描いた宮廷絵巻。監督はソフィア・コッポラ。主演はキルスティン・ダンスト。共演はジェイソン・シュワルツマン、アーシア・アルジェント。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
まるでCMフィルムか、プロモーションビデオを延々と見せられている感じ。お金はかかっているなあ、と思うけど、だから何なの?お金かけて中身の無い映画を作るのは、ローランド・エメリッヒか五社英雄に勝るとも劣らない。2人の方がまだましかな。
音楽も現代音楽を頻繁に使っているけど、もちろん意図的に使っているんでしょうけど、どうも映像と合わない。こんな所もプロモーションビデオみたい。
それに時代背景、フランス革命で断頭台に上るのに、当時のフランスの雰囲気がまるで無い。描けてないどころか、無い。
そうすると、いろいろなことが気になってくる。フランスが舞台なのに、なんで英語?文字まで英語。映画が面白ければ、気にならないところが気になってくる。(「レッドオクトーバーを追え」はソビエト原潜内の話で、英語で話しているけど大丈夫)。そこに英語のポップスが流れて、しらけるどころか嫌悪すら感じる。
何でこの映画が、アメリカでは評価されるのだろう。
点数46点つけたが、20点でも30点でもいい。まあ、衣装、セットに金がかかっているところで46点かな。フランシス・F・コッポラの親の七光りかな。
「マリー・アントワネット(2006)」のストーリー
オーストリア皇女アントワーヌ(キルスティン・ダンスト)は、フランス王室とオーストリア王室の同盟の証として14歳でフランス王太子のもとに嫁ぐことになる。彼女は未来の王妃マリー・アントワネットとしてフランスの地に踏み入る。ヴェルサイユ宮殿に到着したマリーは国王ルイ15世や宮廷貴族たちに歓迎される。王によって紹介された15歳の王太子ルイ・オーギュスト(ジェイソン・シュワルツマン)は未だ幼い少年のようであったが、二人は宮殿の聖堂で華やかな結婚式を挙げる。マリーのヴェルサイユでの奇妙な生活がここから始まった。そんな中、夫オーギュストはマリーに関心を示さず、同じベッドに寝ていても指一本触れようとしなかった。やがて虚しさを紛らわせるかのように、マリーは浪費に楽しみを見出し始める。そしてルイ15世が崩御し、オーギュストはルイ16世として王位に就き、マリーは王妃となった。しかしルイはマリーと体を重ねようとせず、マリーの享楽の日々はさらにエスカレートしていった。そんな折、マリーのもとを実兄のヨーゼフ2世が訪ね、彼のアドバイスによってマリーとルイはようやく結ばれ、娘が誕生する。母となって生活を一変させるマリー。別荘で娘とともにすごし、マリーは社交場では得られなかった安らぎを感じ始める。しかしその頃、既にフランスには危機が迫っていた。国の財政は破綻寸前、飢えに苦しむ国民の怒りは宮殿で不自由なく暮らすマリーたちに向けられていたのだった。そして怒り狂った群衆がバスティーユ監獄を襲撃したという報告が届くに至る。側近は国外脱出を進言するが、ルイはヴェルサイユにとどまる事を決め、マリーも彼のそばにとどまると言い切った。初めて夫婦としての信頼に結ばれる二人。しかし、暴徒と化した群衆がいよいよ押し寄せ、マリーたちが宮殿を離れる時が来た。マリーは一家と共に馬車に乗り込み、ヴェルサイユに別れを告げるのだった。
「マリー・アントワネット(2006)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マリー・アントワネット(2006)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 歴史劇 |
製作国 | アメリカ フランス 日本 |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2007年1月20日 |
上映時間 | 123分 |
配給 | 東宝東和=東北新社 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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