キャラメル

きゃらめる CARAMEL
上映日
2009年1月31日

製作国
レバノン フランス

制作年
2007
上映時間
96分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

音楽ビデオやCMなどで活躍するレバノン出身のナディーン・ラバキーが、監督に加え主演・脚本の3役を兼任した長編監督デビュー作。エステサロンに集まる、世代も宗教も異なる女性たちを主人公に、恋愛、結婚、SEX、不倫、同性愛といった女性の問題を涙とユーモアで綴る。アカデミー賞レバノン代表に選出され、高い評価を得た。
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「キャラメル」のストーリー

レバノンの首都ベイルート。街角で小さなエステサロンを経営するラヤール(ナディーン・ラバキー)は既婚の恋人を持つ30歳の独身女性。サロンで働くスタッフは、28歳で恋人との結婚を控えたニスリン(ヤスミーン・アル=マスリー)と、長い黒髪の女性を気に留める24歳のリマ(ジョアンナ・ムカルゼル)の2人。常連客のジャマル(ジゼル・アウワード)は女優志望の主婦だが、オーディションには落ち続けで、ニスリンに八つ当たりしている。ある日、ラヤールは恋人の誕生日を2人で過ごすために、ホテルに予約を入れようとする。だが、レバノンでは未婚の女性がホテルに泊まることが認められていないため、ことごとく断られてしまう。ようやく押さえることができたのは、場末の安ホテル。それでも、薄汚れた部屋を隅々まで掃除し、飾りつけ、手作りのケーキを並べ、恋人を待つ。だが、結局きたのは“妻と別れられない”と告げる一通のメールだけだった。ほどなくして、失意に沈むラヤールのもとにニスリン、リマ、ジャマルがやってくる。彼女たちと会ったラヤールは涙を流す。信心深いふりをしながら不倫の関係を続け、家族にウソをついている自分を恥じたのだった。そして、その姿を見たニスリンも突然泣き出す。厳格なイスラム教徒の家庭で育った彼女は、婚約者に真実を告げることができず、自分が処女であるとウソをついていたことで悩んでいたのだった。やがて、彼女たちはそれぞれに人生を進んでいく。恋人への未練を断ち切るかのように彼の妻と接触するラヤール。ニスリンは結婚のために一大決心をする。同性でありながら、度々訪れる長い黒髪の女性に魅かれていくリマ。若い女性との浮気を続ける夫と思春期の子供たちに苛立ちながら、ジャマルは年齢とともに訪れる衰えに怯える。様々な思いを胸に、女性たちが待ちに待ったニスリンの結婚式が明日に迫る…。

「キャラメル」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「キャラメル」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 レバノン フランス
製作年 2007
公開年月日 2009年1月31日
上映時間 96分
配給 セテラ・インターナショナル
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 ドルビーSRD

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2009年1月下旬号 REVIEW 2009 「キャラメル」

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