解説
特殊な能力=パイロキネシスを持つ女性が繰り広げる、巨大な悪との闘いと哀しい愛を描いたSFサスペンス。監督は「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」の金子修介。宮部みゆきによる二編のベストセラー小説を基に、「コキーユ 貝殻」の山田耕大と本編デビューとなる横谷昌宏、金子監督が脚色。撮影を「ナビィの恋」の高間賢治が担当している。主演は、「カラオケ」の矢田亜希子、「秘密」の伊藤英明、「たどんとちくわ」の桃井かおり。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「クロスファイア」のストーリー
ひっそりとしたOL生活を送る淳子には、人には言えない不思議な力があった。それは、念力で物や人を燃やす念力発火能力=パイロキネシス。ある日、淳子がほのかな想いを寄せている同僚・一樹の高校生の妹・雪江が惨殺された。犯人は、女子高生連続殺人事件の容疑者である木暮昌樹とそのグループ。だが、未成年である彼らは社会的な制裁を逃れ、更なる事件を繰り返すのであった。そんな昌樹たちに一樹は復讐を誓うが、それを知った淳子は彼の代わりに、押さえていたパイロキネシスを使って制裁を加えることを決意する。ある日、相手に触れて意志を自在に支配する=”押す”力を持つ、浩一という青年が淳子の前に現れた。彼は、淳子に協力し昌樹たちの居場所を教えてくれるが、彼女は後一歩のところで昌樹を逃がしてしまう。一方、寺町東署の刑事・石津ちか子と牧原康明は、女子高生連続殺人事件の容疑者たちの焼死事件と淳子の関連に気づき、捜査を開始していた。そんな中、パイロキネシスと触れるだけで相手の心を読むサイコメトリー、そして念写能力を併せ持つ異能力者・かおりによって、一連の事件の黒幕が警視庁刑事部部長・長谷川であることが判明する。法で裁けない犯罪者を裏で制裁するうち、自分を神だと思うようになった長谷川。彼は”ガーディアン・エンジェル”なる秘密組織を構成し木暮たちに人殺しをさせる一方で、浩一たち能力者を操り人の命を恣に弄んでいたのだ。そんな彼の歪んだ行状を知った淳子は、たったひとりで長谷川たちに闘いを挑んでいく。閉園間際の遊園地、人質に取られたかおりを救い、昌樹を灼き殺す淳子。だが、彼女は長谷川の撃った凶弾に倒れ、自ら放った炎に包まれてしまう。それから数日後、事件の記者会見場で長谷川が焼死した。淳子は、火になって生き続けていたのだ!
「クロスファイア」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「クロスファイア」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | SF サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2000 |
公開年月日 | 2000年6月10日 |
上映時間 | 115分 |
製作会社 | 東宝=TBS(製作:東宝映画) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2000年4月下旬号 | HOT SHOTS 「クロスファイア」 |
2000年6月下旬号 |
「クロスファイア」映画化特別企画 希代の語り部 宮部みゆきの世界 対談:宮部みゆき×金子修介 「クロスファイア」映画化特別企画 希代の語り部 宮部みゆきの世界 作品評 「クロスファイア」映画化特別企画 希代の語り部 宮部みゆきの世界 作家論 「クロスファイア」映画化特別企画 希代の語り部 宮部みゆきの世界 宮部作品のドラマ化 「クロスファイア」映画化特別企画 希代の語り部 宮部みゆきの世界 著作リスト 新作紹介 クロスファイア |
2000年7月下旬号 | 劇場公開映画批評 クロスファイア |
2000年10月下旬号 | 日本映画紹介 クロスファイア |