ワカラナイ

わからない
上映日
2009年11月14日

製作国
日本

制作年
2009
上映時間
104分

レーティング
不明
ジャンル
ドラマ

check解説

母子家庭で育った少年が母を亡くし、貧困の中を生きていくしかない現実と向き合う姿を描く「愛の予感」の小林政広監督作。出演は「俺たちに明日はないッス」の小林優斗、「蟹工船(2009)」の柄本時生、「ひぐらしのなく頃に 誓」の田中隆三、「愛のむきだし」の渡辺真起子、「ハッピーフライト(2008)」の宮田早苗、「BALLAD 名もなき恋のうた」の小澤征悦など。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】ワカラナイ

TVで観る

ユーザーレビュー

「ワカラナイ」のストーリー

母子家庭で育ち16歳になる川井亮(小林優斗)は、田舎町の粗末なアパートでひとり暮らし。入院中の母・伸子(渡辺真起子)を抱えながらも、コンビニのアルバイトで生計を立ててきたが、母の闘病生活が長引くにつれ日々の食事すら満足にできなくなってきた。今日もバイト先のコンビニでレジをごまかし、おにぎりやサンドイッチを持ち帰り空腹を満たす日が続く。同僚の木澤(柄本時生)も亮を気遣うが、誰も彼の孤独を埋めることはできなかった。夏休みのある日、レジのごまかしが店長に見つかり、亮はアルバイト先をクビになる。生活の糧を失い戸惑う亮は、やりきれない思いでひとり秘密の場所で父の住む東京の地図と、父と幼い頃の自分の写真を見つめる。それは亮にとって現実から目をそらすことのできる唯一の瞬間であった。頼るあてもなく入院中の母のもとを訪ねるが、希望を失った母は父への不満をぶつけるばかり。亮は張りつめていた気持ちが一気に崩れてしまう。そんなある日、母の死が訪れる。病院への支払いや葬儀代の工面という現実に追い込まれ、亮の不安と絶望は頂点に達する。アルバイト代の残りも底をつき、亮は母親の亡骸を自らの手で葬ることを決意。亮は、美しく青く塗られた小さなボートで母を海に送るのだった。一人きりの葬儀の後、亮は住み慣れたアパートを出て、父のいる東京へと向かう。ようやく父との再会を果たす亮。だが、そこには幸福とは程遠い現実が待っていた……。

「ワカラナイ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ワカラナイ」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2009
公開年月日 2009年11月14日
上映時間 104分
配給 ティジョイ
レイティング 不明
アスペクト比 不明
カラー/サイズ カラー

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2010年1月下旬号 評論家発映画批評 「ワカラナイ」
2009年12月上旬号 REVIEW 日本映画 「ワカラナイ」