アーティスト

あーてぃすと The Artist
上映日
2012年4月7日

製作国
フランス

制作年
2011
上映時間
100分

レーティング
一般映画
ジャンル
ラブロマンス

check解説

1920年代、映画がサイレントからトーキーへと移行する時期のハリウッドを舞台に、サイレントの大スターとトーキーの新進女優の恋物語を情感豊かに描くモノクロサイレント映画。出演は、本作でカンヌ国際映画祭男優賞受賞のジャン・デュジャルダン(「ブルー・レクイエム」)、「ブラウン夫人のひめごと」のベレニス・ベジョ。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

    レビュータイトルで思い出すのは「カメラを止めるな!」。「カメラを止めるな!」もまだこれが残っていたか、という映画。
    映画を企画する際のアイデアだよね。
    各映画賞を総ナメしちゃっている。
    ウィキおじさんに聞くと、監督自身の企画のようで、非常に映画に対する造詣が深い。タップの絡むシーンはフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの様であり、犬が出てくるのは名犬リンチンチンであり、無声映画からトーキーへの変化は「雨に唄えば」であり。映画史に詳しい人は、もっといろいろなオマージュが出てくるでしょう。ちなみにチャップリンはトーキー反対派で暫くサイレント映画を撮っていた。
    何処で音声を出してくるかと思ったが、一部を除いてラストシーンなんですね。ひょっとしてカラーにもなるのでは、と思いましたがそこまでは行きませんでした。
    演技はサイレントであろうと、きちんと見せてくれる。
    今となってみれば、技術革新が起こる度に映画もそれを取り入れていくのはしょうがないことでしょう。カラー化もそうだし、VFXもそうだし、フィルムじゃなくなるのもそうでしょう。
    でも、個人的には、フィルムの銀のざらざら感も好きだし、やたらVFXを多用するとしらけてしまうし。
    それにしてもこういう映画を撮っちゃうと次が困ってしまうよね。ウィキおじさんに調べてもらったら、「カメラを止めるな!」のリメイクを作っているんだ。

「アーティスト」のストーリー

1927年、サイレント映画全盛のハリウッド。大スター、ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、共演した愛犬とともに新作の舞台挨拶で拍手喝采を浴びていた。熱狂する観客たちで映画館前は大混乱となり、若い女性ファンがジョージを突き飛ばしてしまう。それでも優しく微笑むジョージに感激した彼女は、大胆にも憧れの大スターの頬にキス。その瞬間を捉えた写真は、翌日の新聞の一面を飾る。写真の彼女の名前はペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)、未来のスターを目指す新人女優だった。映画会社キノグラフでオーディションを受けた彼女は、愛らしい笑顔とキュートなダンスで、ジョージ主演作のエキストラ役を獲得。撮影後、楽屋を訪ねてきたペピーに、ジョージは“女優を目指すのなら、目立つ特徴がないと”と、アイライナーで唇の上にほくろを描く。その日を境に、ペピーの快進撃が始まる。踊り子、メイド、名前のある役、そして遂にヒロインに。1929年、セリフのあるトーキー映画が登場すると、過去の栄光に固執し、“サイレント映画こそ芸術”と主張するジョージは、キノグラフ社の社長(ジョン・グッドマン)と決別する。しかし数か月後、自ら初監督と主演を務めたサイレント映画は大コケ。心を閉ざしたジョージは、心配して訪ねてきたペピーすら追い返してしまう。それから1年。今やペピーはトーキー映画の新進スターとして人気を獲得していた。一方、妻に追い出されたジョージは、運転手クリフトン(ジェームズ・クロムウェル)すら雇えなくなり、オークションで想い出の品々を売り払う。執事にその全てを買い取らせたペピーは、ジョージの孤独な背中に涙を流す。酒に溺れるジョージは自分に絶望し、唯一の財産であるフィルムに放火。愛犬の活躍で救出されたジョージの元へ駆けつけたのは、変わらぬ愛を抱くペピーだった。“銀幕のスター”ジョージを復活させる名案を携えて……。

「アーティスト」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「アーティスト」のスペック

基本情報
ジャンル ラブロマンス
製作国 フランス
製作年 2011
公開年月日 2012年4月7日
上映時間 100分
製作会社 La Petite Reine=La Classe Americaine=JD Prod=France 3 Cinema=Jouror Productions=uFilm
配給 ギャガ(提供 ギャガ=フジテレビジョン/協力 ユニフランス・フィルムズ=コムストック・グループ)
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
音量 ドルビーSRD/ドルビーSR
コピーライト (C) La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm

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