解説
カトリックの総本山バチカンと暗黒街とのつながりを1人の司祭の実話を通して浮き彫りにしてゆく。製作はフランク・ヤブランスとデイヴィッド・ニーヴン・ジュニア、監督は「ドク・ホリディ」のフランク・ペリー、ジャック・アラン・レガーの原作を基にエイブラハム・ポロンスキーとウェルデル・メイズが脚本、撮影は「容疑者(1987)」のビリー・ウィリアムズ、音楽は「太陽の帝国」のジョン・ウィリアムス(2)が担当。出演は「スーパーマン4 最強の敵」のクリストファー・リーヴ、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドほか。
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「バチカンの嵐」のストーリー
財政学の学位を認められ法王庁で働く司祭ジョン・フラハティ(クリストファー・リーヴ)は、ある日マフィアの娘と結婚した旧友ロド(ジョー・コルテーゼ)と再会し、闇物資により一財産築いている彼の親分アポリーニ(ジェイスン・ミラー)を紹介してもらい、法王庁の財政難を解決するため、彼との取引を約束させる。そんな折、ジョンは雨やどりをしている3人の尼僧を車にのせたことから、その中の1人クララ(ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド)と恋におち、密会しやがて肉体関係を結ぶようになる。ところがローマ法王謁見の席でクララは、ジョンの姿を発見し今まで身分を隠して会っていた彼の真実を知るや、ジョンのもとから離れてゆくのだった。一方スイス銀行に凍結されているマフィアの資金を元手に財テクに成功していたジョンだったが、彼に内緒でロドが為替相場に手を出し、大赤字を出してしまう。枢機卿サントーニ(フェルナンド・レイ)失脚の機会をうかがっていた反主流派のヴインチ(アドルフォ・セリ)は部下のフランチェスコ(トーマス・ミリアン)を使ってスキャンダル探しに暗躍するが、結局全ては法王の手にゆだねられることになる。やがてロドはアポリーニによって殺害され、謹慎するジョンのもとに復帰を許す知らせが届くのだった。
「バチカンの嵐」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「バチカンの嵐」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1982 |
公開年月日 | 1989年1月27日 |
製作会社 | 20世紀フォックス作品 |
配給 | 20世紀フォックス |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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