天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏

てんのうじおばあちゃんぞうはるこさいごのなつ
上映日
2015年12月12日

製作国
日本

制作年
2015
上映時間
99分

レーティング
一般映画

check解説

大阪市天王寺動物園のアジアゾウ・春子を追ったテレビドキュメンタリーの劇場版。1950年、タイからやって来た春子が老いと闘いながらも来園者の前に立ち続ける様子と、春子が最期を迎えるまで寄り添い続けた飼育員たちの姿を映し出す。東京公開に先駆け、2015年11月21日よりシネ・リーブル梅田にて上映。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    上島春彦
    これは思わぬ拾いもの。人間なら百歳に近い老ゾウの最後の日々を真っ正直に描いて出色の出来。若い人から定年間近まで多数いる飼育員も各々個性的で楽しい。というかそれが... もっと見る
  • 映画評論家
    北川れい子
    なんという命の重さ。飼育員の方たちが必死で支え持ち上げようとする“春さん”の命。アップで写される開いたままの眼は、すでに冷たい陶器のよう... もっと見る
  • 映画評論家
    モルモット吉田
    学生時代は天王寺動物園の近くに住んでいたので、見知ったゾウの最期を感傷的に眺めたが、感動を押し付けすぎない作りは好感(音楽は湿りすぎだが)。ゾウで描く高齢化と終... もっと見る

「天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」のストーリー

1950年、まだ戦争の爪痕が残る中、タイから大阪市天王寺動物園にやって来たアジアゾウの春子。当時まだ2歳だった春子は熱烈な歓迎を受け、以来60年以上に亘り大阪の人々に愛され続けてきた。だが2013年夏、炎天下の運動場に出るのを嫌がり始め、冬には春子の食事を抜かなければならない事態が発生。その人気の陰で飼育員にとって初めての経験が相次いでいた。老いと闘いながら来園者の前に立ち続ける春子だったが、2014年6月20日から展示場に出なくなる。推定年齢66歳、国内2番目の高齢ゾウ・春子は立っているのがやっとだったのだ。そして7月30日に起立不能。倒れたままでは自らの重みで肺が圧迫され呼吸が厳しくなる。倒れた春子をなんとか起こそうとする飼育員たち。懸命の治療を続けるも同日午後6時1分、春子は永眠する……。

「天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2015
公開年月日 2015年12月12日
上映時間 99分
製作会社 テレビ大阪
配給 東京シネマアカデミー(配給協力:テンダープロ)
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.tv-osaka.co.jp/movie/haruko/
コピーライト (C)テレビ大阪

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