解説
第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したウェス・アンダーソンのストップモーション・アニメーション。近未来の日本。愛犬スポッツを救うため、犬たちが追放された犬ヶ島を訪れた12歳の少年アタリは、心優しい5匹の犬と出会う……。声の出演には、ブライアン・クランストン(「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」)、エドワード・ノートン(「グランド・ブダペスト・ホテル」)、ビル・マーレイ(「ヴィンセントが教えてくれたこと」)ら豪華スターに加え、夏木マリ(「生きる街」)、渡辺謙(「怒り」)、野田洋次郎(「トイレのピエタ」)といった日本人も参加。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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批評家、映像作家金子遊実写映画でもマンガ的な人物造形が持ち味なのだから、アンダーソンがアニメに再び挑んだことは理解できる。労苦の多いストップモーション・アニメをつくりあげたスタッフに... もっと見る
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映画評論家きさらぎ尚多彩なボイスキャストはW・アンダーソンの御威光だろう。凝り性の監督らしく黒澤明作品のこと、日本文化のことを、実によく調べている。だが街の風景や雰囲気、愛犬を捜す... もっと見る
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映画系文筆業奈々村久生近未来設定の舞台はキラキラのテクノロジー系ではなくレトロな荒廃系。そこにウェス・アンダーソンが目指す「日本」の要素が入ったそれは、「ガロ」を思わせるかつてのサブ... もっと見る
「犬ヶ島」のストーリー
近未来の日本。犬インフルエンザが大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放する。そしてある時、12歳の少年がたった1人で小型飛行機に乗り込み、その島に降り立つ。その少年とは、孤児から市長の養子になったアタリ。親友でもある愛犬スポッツを救いにやって来たのだ。島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒に、スポッツの探索を開始したアタリは、やがてメガ崎の未来を左右する大人たちの陰謀に迫ってゆく……。
「犬ヶ島」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「犬ヶ島」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | SF 冒険 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2018年5月25日 |
上映時間 | 101分 |
製作会社 | American Empirical Pictures=Scott Rudin Productions=Studio Babelsberg |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | http://www.foxmovies-jp.com/inugashima/# |
コピーライト | (C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation |
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