解説
世界から注目を集める“段ボールアーティスト”島津冬樹の活動を追ったドキュメンタリー。東京で偶然に見つけた、かわいらしいポテトの段ボール。その源流を辿って日本を飛び出した島津が、この段ボールと関わった様々な人たちと出会う3年間の旅を映し出す。監督は、ハリウッドをベースに映画の製作現場で活躍中のディレクター、岡島龍介。プロデューサーは「希望の国」の汐巻裕子。音楽を「エキストランド」の吉田大致が務める。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志このドキュメンタリーの主人公である髭の濃い島津冬樹氏の行動に感嘆した。彼が段ボールの魅力に憑かれて世界中を探して歩く、といっても、趣味が昂じれば、それもありかぐ... もっと見る
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映画評論家上島春彦この映画を見るとスーパーの片隅にどさっと置かれている段ボールをつい物色したくなる。そういう効能はある。段ボールアーティスト島津冬樹の生き方を通してリサイクルの上... もっと見る
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映画評論家吉田伊知郎元電通アートディレクターの段ボールアーティストを通じた電通イメージ回復映画に見えてしまうのは穿ち過ぎとしても、それほど彼が愛すべき変人ぶりを発揮してくれる。この... もっと見る
「旅するダンボール」のストーリー
世界から注目を集める話題の“段ボールアーティスト”島津冬樹。これまでに世界30カ国を巡り、捨てられた段ボールを拾って、デザインや機能性を兼ね備えた段ボール財布に生まれ変わらせている。こうして島津が生み出す段ボール財布は世界中を旅して、リサイクルや再利用といった概念のさらに先を行くアップサイクルの可能性を伝えている……。ある日、東京で偶然に見つけた、かわいらしいポテトの段ボールと出会った島津。日本を飛び出しその源流を辿りながら旅を続ける彼は、この段ボールと関わった世界中の人たちと繋がっていく……。
「旅するダンボール」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「旅するダンボール」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アート |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2018年12月7日 |
上映時間 | 91分 |
製作会社 | ピクチャーズデプト |
配給 | ピクチャーズデプト |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ステレオ |
公式サイト | http://carton-movie.com/ |
コピーライト | (C)2018 pictures dept. All Rights Reserved |
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