22年目の記憶

にじゅうにねんめのきおく MY DICTATOR
上映日
2019年1月5日

製作国
韓国

制作年
2014
上映時間
128分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

韓国で南北首脳会談のリハーサルが行われたという記事に着想を得た22年に渡る父子の物語。1972年、南北首脳会談に向け、韓国は北朝鮮の最高指導者・金日成の代役を選抜。選ばれた役者のソングンは、役に没頭し、自分を金日成だと信じ込んでしまう……。出演は「殺人者の記憶法」のソル・ギョング、「天命の城」のパク・ヘイル。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 批評家、映像作家
    金子遊
    何とも人を食った物語設定でおもしろい。70年代の韓国において、演技下手の舞台俳優が受けたオーディションで、演技力よりも口の堅さを認められる。そして彼は、韓国の大... もっと見る
  • 映画評論家
    きさらぎ尚
    息子に「首領同志」と呼ばせ、「現地視察に行くぞ」と号令をかける役者だった父の、22年間も自分を金日成と思い込んでいるその妄執が哀しい。「リア王」の台詞の稽古をし... もっと見る
  • 映画系文筆業
    奈々村久生
    文在寅と金正恩による南北首脳会談が重ねられつつある中での日本公開。しかし実は2014年と随分前の作品で、時代の流れを感じる。個人的に悪役が板につかないと感じてい... もっと見る

「22年目の記憶」のストーリー

1972年、韓国と北朝鮮との間で南北共同声明が発表される。統一ムードが高まる中、初の南北首脳会談に向け、韓国で北朝鮮の最高指導者・金日成の代役オーディションが秘密裏に行われる。合格したのは、売れない役者のソングン(ソル・ギョング)だった。完璧な金日成になるという使命を与えられたソングンは、役にのめり込むあまり、幼い息子テシクが“パパじゃないみたい”と言うほどの変貌を見せる。やがて、役から抜け出すことができなくなったソングンは、いつしか自分を金日成だと信じ込んでしまう……。それから22年後の1994年。成長したテシク(パク・ヘイル)が、ある事情で老人ホームに入居していたソングンを迎えにやってくる。こうして2人の同居生活が始まるが、テシクは日々、金日成として振る舞うソングンに振り回されっぱなし。だが、時折見せる父親としての顔に、思いを断ち切ることもできない。果たして、ソングンは父親としての自分を取り戻すことができるのか……。

「22年目の記憶」の写真

「22年目の記憶」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「22年目の記憶」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 韓国
製作年 2014
公開年月日 2019年1月5日
上映時間 128分
配給 ファインフィルムズ
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.finefilms.co.jp/22nenme/
コピーライト (C) 2018 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

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