お百姓さんになりたい
おひゃくしょうさんになりたい- 上映日
- 2019年8月24日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2019
- 上映時間
- 104分
解説
「武蔵野 江戸の循環農業が息づく」の原村政樹が、自然栽培に取り組む農家の日常を追ったドキュメンタリー。農薬や除草剤、肥料すらも使わない自然栽培に取り組む埼玉県三芳町の明石農園。その営みを通じて、効率重視の現代社会に“農”の価値を問いかける。語りを務めるのは、連続テレビ小説『なつぞら』の小林綾子。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家川口敦子「誰もが生き生きと暮らしていける社会を」と28歳でお百姓さんになった青年の「不揃いであることが自然の本来の姿」「人間も同じ」との信念に共感する撮り手の撮りたいと... もっと見る
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編集者、ライター佐野亨無肥料自然栽培に取り組む明石誠一さんを中心に、新規就農にまつわる困難や試行錯誤が丁寧にとらえられている。ことに障害をもった人々が農業に参加する様子が時間をかけて... もっと見る
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詩人、映画監督福間健二農業を題材にした作品、十本目という原村監督。今回はとくに軽さを意識したのかもしれないが、農作業する人たちと同じ地面に立つというよりも横から覗き込むような画が多い... もっと見る
「お百姓さんになりたい」のストーリー
2.8ヘクタールの畑で60種類もの野菜を育てる埼玉県三芳町の明石農園。明石誠一さんは、28歳の時に東京から移り住み、新規就農した。有機農法からスタートし、10年前からは農薬や除草剤、さらに肥料さえも使わない“自然栽培”に取り組んでいる。ここでは、野菜同士が互いを育てる肥やしとなり、雑草は3年を経て有機物に富んだ堆肥に変わる。収穫後は、種を自家採種していのちをつなぐ。春夏秋冬、地道な農の営みは、お百姓さんになりたい人への実践的ガイドとなり、“自分の口に入るもの”に関心を持つ人に、心豊かに暮らすためのヒントを提示する。明石農園には、パティシエやカメラマンなど、様々な経歴の人たちが研修生としてやってくる。その中から、農家として独立する人も出てきた。ノウフク(=農業福祉連携)にも取り組み、障がいを持つ人たちも得意分野を生かし、それぞれのペースで働いている。“都会の子に土に触れてほしい”と、農業体験イベントも開催。20代でも60代でも、障がいがあってもなくても、虫も植物も、土の上ではみんな同じいのち。土がつなぐ“いのちの営み”に、なぜ引き寄せられるのか。競争社会から共生社会へとシフトする、新しい幸せの物差しが“農”にある。
「お百姓さんになりたい」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「お百姓さんになりたい」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2019年8月24日 |
上映時間 | 104分 |
配給 | きろくびと |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://kiroku-bito.com/ohyakusho-san/ |
コピーライト | (C)mio kakiuchi |
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